カンクンで速度違反の取り締まりを受けてみた
3月2日に帰国するので、残すところあと10日になってしまいました。
昨日数えたらトランジットを含め行った国が37ヶ国。
2017年5月16日に出発してから怒涛の毎日を送ってきました。
旅先で出会った人は何人になるんだろう…
その中でスペイン人のガルーダや、インド人のアジャイ、ドイツ人カップルのリサとダニエルと言った今でも密に連絡を取り合う「友達」ができました。
しかも、ガルーダは1年間ワーホリで来日中。
アジャイも5月に日本に来るらしいので、しっかり案内してあげないと。
もちろん、旅先でお世話になった日本人とも帰国したら食事に行く約束をたくさんしているので、帰ってからも忙しくなるぞー！！！！！
3月1日に解禁するという就活も頑張ろう…（小声・震え声）
２月８日 カンクン
昨晩は日本人宿で鍋を囲んで非常に楽しい夜ご飯だった。
食卓をみんなで囲み、ワイワイ酒を飲むのがいかに楽しいことか。
旅の大半を1人で過ごしてきた僕はその有り難みを痛感する。
今日は、昨日初めて会ったショータくん（アウターが多すぎて荷物が大変なことになっているおしゃれバックパッカー）とショーコさん（ダイビングが好きなお姉さんパッカー）
そして、リカコさん（アタカマから2週間以上一緒に行動しているお姉さん）と僕の4人でレンタカーを借りてピンクレイクという湖に行くことに。
ピンクレイク自体初耳だったが、ピンク色に染まる湖は興味深い…
カンクンから車で4時間のところにあるらしい。
国際免許証を持っていないので運転はショータくんにお任せ…
朝早起きしてレンタカー会社の前に集合。
カンクンはメキシコの中では比較的治安がいいと言われているらしく、滞在中危険な雰囲気は感じなかった。
この時期は朝夕がとても心地の良い気温になっており、過ごしやすい。
日中は少し汗ばむ陽気だが、絶好のビーチ日和が続く。
そういえば意識してなかったけど、メキシコは北半球だから冬だった。
夏はもっと暑くなるみたい。
レンタカー会社で車をレンタル。
保険も合わせて、1日で800ペソ（4,800円）
1人あたり、1,200円+ガソリン代だから非常にお得に感じる。
カンクンの周りには、スピード違反を取り締まる警官が多いらしい。
メキシコの法律上、後部座席でもシートベルトの装着は必須。
声をかけられた時に、こちらサイドに少しでも過失があると厳しく取り締まって来るという。
全員のシートベルトを確認し、出発！！
しばらく走っていると、片側3車線で見晴らしのいい道路に出た。
ここからしばらくは道なりに走るだけ。
道路脇に目をやるとスピード計を持った警官がわんさかいる。
噂通りだ。
その時事件は起きた。
いきなりバイタクの警官が猛烈なスピードで追い越して来て、脇道に停車するように促すジェスチャーをして来た。
早速？？？？
というか、ショータくんもスピードに気をつけながら走行していたし、全員シートベルトもしている。
何がいけなかった？？？
ともあれ、脇道に停車し、警官1名が登場。
警官「やあ。この道何キロで走っていいか知ってる？」
シ「80キロですよね？速度遵守してましたよ」
警官「違うんだ。100メートル手前から80キロ→40キロに変わっているんだよ。
この先車線が減少するからね。わかる？」
( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)
( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)
( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)
一同驚愕。ここで40キロ？？？
ううううう。
この警官、知っててそこで待機してたなぁ…
80キロから40キロにいきなり変わるなんてそんなの知っている人しか対処できねぇ…
ここは切符を切るのに絶好の場所なんだろうなぁ。
見晴らし良すぎてスピード出ちゃうし。
特に僕らみたいなレンタカーを借りて走っている人なんて絶好のカモやん。
シ「結局何キロオーバーなんでしょうか？」
警官「君たちは65キロで走っていたから25キロオーバーだ。罰金だよ。早くパスポートと運転免許証を見せてごらん」
シ「罰金はいくらなんですか？」
警官「3000ペソ（18,000円）ダ。ここで払う必要はないからね。切符を切るから明日警察署に納めに来てね♡」
( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)
高っ…
シ「と言いますか、そもそも65キロで走っていた証拠ってあるんですか？ほら速度計とか」
警官「そんなものあるわけないじゃないか。横に並んで並列した時、僕のメーターが65キロをさしていたんだ。だから君の車は65キロというわけだ。（ドヤッ）」
( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)
この取り締まり方法に一同驚愕！！！
てかこんなの許すまじ！！！！
もちろん65キロ出ていた可能性は高いが、この方法がまかり通るなら、勝手に君は70キロ！君は80キロ！とか言って好き勝手取り締まれるではないか！！
さすがメキシコクオリティ。
この方法が現代に残っているとは。
もちろん、我々もクレーマーではないので、明確な証拠があれ大人しく取り締まりを受ける覚悟である。
ただ、どうしても納得いかない。
この取り締まり方法だけは。
てかこれがオフィシャルな警官か怪しくなって来たので、在メキシコ日本大使館に連絡を取り、確認してみると…
大使館の職員さん「詳しいことは分かりかねます。」
………
まぁそうでしょうね。
電話口で聞いても詳しく答えられないですよね。
ただ、電話をしている時に、警官にある変化が。
しきりに電話の相手を聞きたがってくる。
あえて答えずにはぐらかしていると、警官がいきなり態度急変。
警官「カンクンに戻るなら切符は切らないであげる。」
( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)( ﾟдﾟ)
えっ…
発言の意味がわからん…
ただ、これはこちらにはありがたい話なのでカンクンに大人しく帰ることにした。
最後は急に優しくなって、気をつけろよ！とか言ってくる警官。
最後に握手した時賄賂とか渡した方が良かったかな？なんて話しながらカンクンに戻る。
これ以上運転しても再び捕まる未来しか想像できないのでレンタカー返却！！
走行距離25キロ。
実に愉快なドライブだった。
ちなみに、メキシコ人は取り締まりで捕まった時は警官に200ペソ（1,200円）の賄賂を払って許してもらうことが多いらしいです。
だから警官も必死になって速度取り締まりをするわけですね。
納得。
本当に多いです、取り締まり。みなさんも気をつけてくださいねー。
速度取り締まりの前にやることいっぱいあると思うんですが、あえてそれは言わないでおこう。
レンタカーを返却したら12時。
腹が減ったのでレンタカー会社の目の前にあるウォルマートの中のマクドナルドへ。
ウォルマートはwifiがあって非常に便利。
午後完全に暇になってしまったので、ビーチにでも行こうかということになった。
イスタンブールで誤って水着を日本に送ってしまったので、ウォルマートで購入。
準備万端。
一旦宿に帰ってからビーチに行く。
その前に寄り道でメルカド28というお土産屋に立ち寄ってみる。
メキシコの雑貨はペルー同様カラフルなものが多い。
しかし、盆を盛大に祝うメキシコならではのお土産（カラフルな骸骨など）が多く、渡しにくいものばかり…
マラカスとか麦わら帽買ってもいらんやろうしなぁ…
お土産ほど何を買えばいいか迷うものはないかもしれない。
喜んでもらいたいから余計に。
一旦宿に帰り、準備をしてからローカルバスでビーチの方へ。
セントロからビーチまでは所要30分。
12ペソ（72円）
このバス、急発進、急停車が基本で、前の車をとことん煽るのが信条なので、怖い人はタクシーを使いましょう。
といいつつタクシーもさほど変わらなさそう。
途中、ハイアットリージェンシーやリッツ・カールトンなどの高級ホテルが林立するエリアに入ってくる。
そこから10分ほど走るとパブリックビーチに到着する。
人生で初めてみるカリブ海。
綺麗すぎて少しちびる。
奥は紺碧、手前はクリアブルーになっており、コントラストがとても素敵。
南仏で見たコートダジュールはその名の通り紺碧一色だったが、こちらは青と水色！
daigakuseisekaiissyuu.hatenablog.jp
コートダジュール並み、いや、コートダジュールを超える綺麗さ。
やばすぎ。
海に入る前に、写真を撮りまくる。
カメラフォルダが真っ青。
砂浜にはイグアナ？が大量にいて、可愛い。
けど噛まれるとやばそう。
岩場などに隠れるように生息している。
ビーチで横になっている人が食べ物をくれるので、優雅に生活しているみたいだ。
写真を一通り撮ったら、海に全力ダッシュ！！
そして、気がつく。
カンクンの海めちゃめちゃ波が高い！！！！！
びっくりするぐらい高い。
そして案の定メガネ紛失。
メガネ外すの忘れてた…
日本帰る前に買わなきゃ…
飽きるほど海で遊んだら、砂浜で寝る。
気がつけば夕方になり、日が傾いてきた。
暑すぎず、寒すぎず。本当にビーチ日和。
最後は世界中どこにでもあるモニュメントの前で4人記念撮影。
アメリカ人をはじめ、世界各国の人に支持されるカンクン。
特に寒い時期は、暖かいところを求めてアメリカからたくさんの人がやってきているみたいだ。
街も明るい雰囲気に包まれていて、いい感じ。
ハネムーンでもう一回行きたい。
ビーチで遊んだ後は、バスでセントロに戻る。
夜ご飯は屋台でタコス。
セントロはこういった庶民的なお店も多い。
ビーチ沿いのホテルサイドはこういうわけには行かないけど。
激安タコスを食べて、パッションフルーツジュースを飲む。
目的のピンクレイクには行けなかったけど、カンクン楽しいぞこれ。
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