降りたい駅で降りれると思うなよ!!
日本に着いた途端、少し体調が悪くなる不思議。
体もだるいし、頭も痛いしで大変な毎日を送っております…
10ヶ月近く、体調万全で動き回っていたのに良くわからんもんですなぁ…
でも酒だけは飲みたくなるのも、同時に不思議でたまりません。
日本酒、美味しい。
2月17日 メキシコシティ
コスメル島で出会ったアヤカさんと一緒に行く。
午前中、アヤカさんと合流し、地下鉄でバスターミナルへ。
メキシコシティの地下鉄は、今日本で話題の「女性専用車両」があり、男が入れる車両は男臭い。
間違って、女性専用車両に入ると、帰れコールを浴びせられるので気をつけよう。
急停車、急発進ばっちこい♪( ´▽`)のメキシコシティ地下鉄。
マジでつり革・手すりに捕まってないとぶっ飛ばされる恐れあり。
そんな地下鉄は12路線で3〜5分に1本来るので非常に便利な交通手段。
どこまで乗っても1回5ペソ(30円)なのもありがたい。
地下鉄に乗って到着したのが、パチューカに行くときにも利用した北バスターミナル。
何十社も集まるバスターミナルの中からテオティワカン行きの会社を発見。
会社の名前は「AUTOBUSES TEOTIHUACAN」
…
分かりやすくていいねぇ〜
値段は忘れてしまったが、ちょっとボロいバスに乗り1時間。
サボテンがたくさんあるところが降車ポイント。
サボテン見ると美味しいそう〜♡と思ってしまうぐらいメキシコに染まっているが、一旦先に進もう。
入場料を払い、駐車場を抜けると見えて来るのはお土産コーナー。
ここは、かなり整備された遺跡になっているようだ。
トイレなども綺麗に整備されていて、まるで日本の観光地のような綺麗さ。
そんな遺跡を進んで行くと、最初に見えて来るのが、ケツァルコアトルの神殿。
テオティワカン文明についての知識が皆無な上、いつも通り予備知識一切なしできているので、何がなんだかわからないが、神聖な雰囲気が伝わって来る。
後から調べると、テオティワカンは紀元前2世紀から紀元後6世紀まで繁栄したらしい。
独特の宗教観を持っていたようで、ここには太陽のピラミッド、月のピラミッドなどがある。
どうやら、この文明と宇宙は深く関わっていたようだが、詳細不明。
遺跡の中は、お土産売りの現地の人と、修学旅行で来ている中学生や高校生の子供達が多い。
中南米は、子供とは思えないほど、大人びた人たちが多い。
逆に日本人なんかめちゃめちゃ若く見られる。
メキシコで15歳に間違えられた時はさすがにショックだったわ…22だよ…
肝心の神殿はこんな感じ。
急な階段を登り、奥まで行くと、斜面に埋め込まれた興味深い彫刻が見えてくる。
ケツァルコアトルのシンボルである蛇や、雨の神「トラロック」が飾られている。
ここは1960年まで小山に埋もれていたらしく、相当保存状態がいい。
一部では塗料が残っていて、鮮明な「赤色」を確認することもできる。
テオティワカンの建設時期には様々な説を唱える学者がいるらしいが、約2000年前にこれが建てられたと思うと感動しますねぇ…
そのあとは、メインの「太陽のピラミッド」へ。
こちらは世界で3番目に高いピラミッドらしい(1位と2位はエジプトにある)。
歩くとまぁまぁ遠い。
奥に見えるのが太陽のピラミッド。
高さ71メートル。
非常に残念ながら登れるらしい…
挑戦できるものは挑戦したい性分のため、膝が悲鳴を上げているにも関わらず、元気に登る。
月のピラミッドはさすがにきついのでパスすることとなった。
2つ登る人すごい。
太陽のピラミッドを前から。
実際に見るとめちゃめちゃ大きく、圧倒的な存在感を放っているが、写真で見ると薄っぺらい感じがして非常に残念。
おそらく影の入り方でだいぶ異なって来ると思うが、「写真映えしない」スポット。
実際はマジですごいです。
斜面はかなり急で、危ない。
しかし、上から見た景色はめっちゃ綺麗。
こうやって上から眺めるとよくわかるが、これほど広大な面積にたくさんの遺跡が点在していて圧巻。
遠くには街が見える。
周りが山に囲まれているせいか、スモッグのようなものがかかっているが、周りに高い建物が一切ないので、綺麗。
あっちが月のピラミッド。
月と太陽のピラミッドを結ぶ道は「死者の道」と呼ばれていて、終始かっこいいネーミング。
太陽のピラミッドを降りたら、お腹が空いたので、お昼ご飯。
アヤカさんに教えてもらった洞窟レストラン。
予想以上に大人気。
1時間待ちです。と言われたが、実際には30分待ちで入れた。
中は思ったより洞窟。
マジで雰囲気最高。
肉の上にはどでかいサボテン!!
そして、肉のソースかと思ったらまさかの小豆!!!!
甘い!!!
と色々面白いが味は確かで、美味しい。
大満足でレストランを出たら、大きなサボテンがあった。
日本の気候では育てることは難しいのかな。
テオティワカンの閉園時間になってしまったせいで、レストランからメキシコシティ行きのバス乗り場まで遠回りを強いられたが、バスがすぐ来てあっという間にメキシコシティに帰って来ることができた。
時刻はちょうど夕方。
地下鉄に入って見ると人がいつもより多い気がする…
おや?…
いつも通り3分に一本ぐらい来る電車。
しかし、プラットホームは人で膨れ上がっていて、少しでも押されると、ドミノ倒しの要領で先頭の人がホームに落ちてしまいそうな感じ。
そして絶望するのが、まさかの超満員で全員乗り切れないこと。
こんな感じ。
そして、乗れないことに痺れを切らしたメキシコ人はとんでもないことをする…
それは、乗るために車両に突進するということ。
虫一匹も入れないようなスペースに身を投じようとするメキシコ人。
中では汗でむわっとした匂いが立ち込め、まさに地獄絵図。
外から見るぶんには笑えるが、次はいよいよ自分の番。
電車がゆっくり近づいて来る。
……
ドアが開く。
2人、3人が降りる。
そのスペースにアヤカさんと入り込む。
そして、後から強烈なタックル。
……
ここはラグビー場かな?
そして極め付けが皆汗だくになっているのに、なかなか動かない電車…
……
なんとか耐えて2駅。
やっと目的地に到着した。
ドアまで1メートルの距離。
客に目配せして、降りますよ。という雰囲気を伝える。
そしてドアが開く。
降りようとしてびっくり。
ドアの外からスクラムを組んだ屈強なメキシコ人が突撃して来るではないか!!!
は?
一瞬状況が飲み込めなかったが、わかった。
これは戦って押し返さないと降りれないのである。
そして、俺たちは戦いに負けた。
ドアから1メートルの距離だったのに降りたい駅で降りることができなかったのだ。
そして負けたのは俺だけじゃない。
俺の周りで降りたそうにしていた人も全員負けた。
というか勝った人は誰もいない。
というのも、誰も乗れなかったからである。
……
俺ら降りるから待とうよ…
そしたら数人は乗れたよ絶対。
全員は乗れなかったかもしれないけど、数人は乗れたよ。
こうやって、無駄に折り返しの電車に乗る人がいるから一向に減らない人並み。
あー。怖。
てか、降りれなかったことにアヤカさんと爆笑。
久々にたまげたなぁ。
本当に面白かったけど。
絶対に乗りたい人たちと、絶対に降りたい人たちのスクラムなんか見たくありません…
油断していたら鋭いタックルが飛んで来るので気をつけましょう。
そして駅前の花壇に植えられたネギ…
もうこの国は理解が追いつかん…
宿でしばらく休憩した後は、さっきより人が少なくなった地下鉄を使って空港へ。
日本に帰るアヤカさんをお見送り。
ANA最長路線。
メキシコシティ→成田行き
14時間越えのロングフライト、ファイト!!!
書類の関係でちょっとしたトラブルがあった、お茶目なアヤカさんとお別れ。
めっちゃ楽しかったぞよ♪( ´▽`)
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