バス強盗さん、こんばんは?
羽生結弦という男すごくないですか…
あの強靭すぎるメンタルは、日々の努力に裏打ちされているんだろうなぁ。
それを一切見せないのもすごいけど。
4年に一度のオリンピックで、しかも1発勝負で結果を出すってすごい。
極限の中で戦うアスリートを心から尊敬します。
2年後の東京オリンピック、なんだかんだで楽しみ。
野球、テニス、レスリングとか見に行きたいなぁ。
チケットめちゃめちゃ高そうだけど。
1月28日 ラパス
昨晩20時にウユニの街を出発したバスは順調に首都ラパスに向かっていた。
今回選んだ「カマ」のバスは座席が160度倒れるようになっており、快適。
席間もゆったりしており、快適。
短期旅行でボリビアに来ていたユカさんとサエコさんとはお別れし、アサトさん、ユウスケくん、リカコさん、僕の4人でバスに乗っていた。
ラパスは日曜日になると、オバプロ(後述のおばちゃんプロレス)や泥棒市が開催されることからわざわざ日程を調整して日曜日に着くようにしていた。
到着してからバリバリ動くために、バンコクで買った酔い止め(睡眠薬)を服用し、爆睡していた。
事件はそんな快適なバスで起きた。
時刻は午前1時。
突如、銃声のような音が5発ほどし、バスが止まった。
バンバンバンバンバァン。
乾いた炸裂音で一瞬で目が覚めた。
あ、これメキシコとかでよくあるバス強盗じゃね?とすぐに思った。
バス強盗とは、銃などを使いバスを止めさせ(もしくは車内に潜り込んでいていきなり銃を天井にぶっ放したりしてバスを止める)銃で脅しながら乗客の貴重品等を回収し、逃げるという強盗。
日本人もまぁまぁ被害にあっているみたいで、バス強盗と調べればたくさんの体験談が出て来るし、僕自身情報として知っていた。
シーンと静まり返る車内。
強盗犯が車内に乗り込んで来たら、変なマネはいけない。
できるだけ刺激しないようにしなければ。
ただ、ここで貴重品を全て盗られて、緊急帰国とか勘弁願いたいので、強盗犯が乗り込んで来る前に、クレジットカード、カメラのsdカードを全て座席の下に投げた!
この際、全て渡さないのは命が危ない。
iPhone5sと5000円分ぐらいのボリビアーノ、そしてsdカードを抜いた34,000円のデジカメは渡すことにした。
ただ、クレジットカードは死守。
あと、マックブックも高かったから死守させて!!笑
これらを20秒ぐらいで済ませ、いつでも強盗犯を迎え入れる準備はできていた。
ただ、5分経っても車内に入ってこない…
10分後。…
15分後。…
20分後。キュキュキュキュ。
バスの左サイドが少しづつ上昇した。
この時わかった。
悪路すぎてタイヤがパンクしただけやーーーーん!!!!!!!
これまでの緊張を返してくれ!!!
こうやって書いてますけど、ドラムロール並みに脈をうったよ!!こっちは!!!
マジで緊張したし、この後お腹が痛くなってあまり寝れなかった。
ともかくバス強盗じゃなくてよかった。
でもいい訓練にはなった。
はぁ、マジで怖かった。
1時間ほどパンクを直していたのに、20分遅れの朝5時50分ラパスに到着。
マジでしっかり頼むわ。
てか道を綺麗に舗装していないせいでパンク多発しているんじゃないでしょうか??
タイヤってそんなに安くないですからね。
インフラが整っていない国は大変ですね…
ラパスで予約していた宿はバスターミナルから徒歩10分。
ラパスは治安が少々悪いらしく、明るくなるまで待機。
その間にお次の目的地ペルーのクスコ行きのチケット探し。
4社値段を比較して、一番時間帯のいいバスを選んだ。
このバスは、途中チチカカ湖を望むコパカパーナという街で途中下車し観光ができる。
明日の朝ラパスを出発し、昼にコパカパーナで下車。
宿泊せず、その日の夜にクスコに向かうバスに乗り換えるというもの。
これなら時間のないこちらの希望も十二分に満たしてくれる。
チケットが取り終わることには、明るくなってきた。
タクシーも考えたが、みんなで歩くことに。
世界一標高の高い首都は10分でも歩くと息切れがすごい。
街はすり鉢状になっており、すり鉢の底部分に大統領府をはじめ政府機関が集まっている。
すり鉢の端の方に行けば行くほど貧困層が住むエリアになっているようだ。
ちなみにすり鉢の端の標高は4100メートル。
富士山の頂上よりも普通に高いところで生活している。
ラパスはすり鉢の独特な形状ゆえ、移動手段はロープウェー。
ここ最近完成したらしく、これがなかった時の不便さといったら想像できないぐらいだ。
ここだけ見るとスキー場見たい。
標高2400メートルのアタカマ、3700メートルのウユニに滞在していたので、高地順応はできていたが、日本からラパスに来たら高山病に罹ってしまうリスクはかなり高いだろう。
最悪死に至る病気だから怖い。
宿に荷物を置いた後は、地元の人に人気そうなお店があったので朝ごはん。
名物エンパナーダ。
具入りのパンのことで、南米ではポピュラーな朝ごはん。
中には熱々の具が入っており、肉汁がすごい。
少し穴を開けただけで溢れ出てくるほど。
味はめちゃめちゃ美味しく、一同感動。
そしておかわり。
値段は忘れたが、めちゃめちゃ安い!!
ボリビアの朝はいい感じ。
その後は市内中心部を散策。
パンクしたバスのせいであまり眠れなかったが、明日の朝にはラパスを出てしまうので急ぎます。
チョリータの方もたくさん歩いていて、南米の他の国々とは少し違う感じ。
というか、何回も言いますけど、チョリータのファッション性が素晴らしく高い。
モダンとは対極にあり、伝統をしっかり守っている。
まず到着したのは、ムリーリョ広場。
ここには大統領府や大聖堂が集まっていて、ラパスの中心地。
植民地時代の優れた建築物を見ることができる。
ネオクラシック調のファサードとステンドグラスが美しいラパス大聖堂。
その隣には、大統領府。
そして広場の東側には国会議事堂があり、ボリビアの行政・立法の中心地。
そして、広場には鳥が多い。
というか鳥に餌をやっているから集まってくる。
餌は広場で2ボリで販売されており、子供達が買って撒き散らしている。
鳥嫌いな人にとっては地獄絵図。
でもこんな笑顔で餌をあげているとこっちまで微笑ましい。
1袋では足りず、おかわりする子供が続出。
ここら辺の鳥は食べ物に困らないなぁ。
おわかりいただけるだろうか。
手前の女の子は自分の頭に餌を撒き散らしている…
そして、お姉ちゃんと思われるお隣の女の子の攻撃がひどい。
これ↓
それを笑って眺めるお父さん…
これは微笑ましいというより、いじめにしか見えませんが…
それでも2人は楽しそうでした。
あ、ここの屋台で食べた謎のスイーツ載せますね!!!
これで、ものすごいお腹壊しました!!!(過ちは繰り返される)
生クリームがアイスのように盛り付けられているこちら。
値段はめっちゃ安いです。
その後は土曜日と日曜日しか開催されていないというロドリゲス市場へ。
ここは観光客が全くいない地元の人向けといった感じ。
カオスに満ちた雰囲気が面白い。
野菜、肉が中心で、謎の香辛料などが展開されている。
想像以上に大きな路上マーケットで、人出もかなり多い。
土日しかやっていないが、日程が合えばぜひ行ってみてほしい場所の一つ。
雰囲気はアジアっぽい。
その後は、ラパスで有名な日本食けんちゃんへ。
店内は地元の人で大賑わい。
決して安いとは言えない値段だが、ラパスの人々の胃袋をがっちり掴んでいるようだ。
マジでいつ以来の日本食?と言った感じ。
最後に覚えているのはミャンマーで食べた時だから、8月以来。
うん。これこれ。
やっぱり世界一の料理は日本食ってはっきりわかんだね。
あー、日本帰ったら嫌という程、料理食べてやろう!!!!!
そしてめちゃめちゃ太ろう!!!!
お腹いっぱいになった4人がお次に向かうのは泥棒市。
ここは本物の泥棒さんが盗んできたものを売っている…?という噂からこんな名前がつけられたらしい。
場所はエル・アルトという標高4100メートルの場所。
市内に山ほどいるコレクティーボ(バス停のないバス)に乗り移動。
先ほど食べた変なクリームのスイーツでお腹がめっちゃ痛いが、なんとか我慢。
降ろされた場所から少し歩いたところではなにやら演奏が。
スペイン語が分からないので詳細不明だが、雰囲気やシュピレヒコールを唱えている感じからすると、決して陽気な演奏会ではなさそうだ。
というか標高4100メートルで20分ぐらい演奏し続けるのすげぇ!!
息きれないのかな…
そして、泥棒市に到着。
毎週木曜日と日曜日にしか開催されていないらしい。
ここは本物の泥棒がいるから貴重品には気をつけてくださいね!!
注意深くみていると、挙動不審な人めちゃめちゃいます。
あっちの人からしたら僕ら4人なんて絶好のカモに見えるでしょうからね。
カモがネギ背負ってきたゾォォォォと言わんばかりに視線を感じるが気にせず歩こう。
結果からいうと、泥棒市というより、普通の市場。
売られているものも普通のものが多い。
一部、タイヤとか部品などが売られていて、あれ?泥棒さん?と思うことはあるが、それ以外は至って普通。
泥棒市があるエル・アルトからラパスを見るとすごい景色。
すり鉢状の街を高いところから見ると、その独特の形状がはっきりとわかって面白い。
ラパスは夜景がめちゃめちゃ綺麗だとか。
これは夜に期待。
先ほどまでいた中心部。
泥棒市を早々に切り上げ、オバプロへ。
日本人がおばちゃんプロレスと呼んでいるが、現地の人はチョリータズレスリングと呼んでいるらしい。
年齢が高めのチョリータがプロレスをするということで、観光客に人気。
試合が始まる頃には欧米人がたくさん入っていた。
観光客はリングの近いところに座り、地元の人は遠くから鑑賞。
1人50ボリ(800円)
ポップコーン、ドリンク付き。
試合は4試合。
まずは前座のダンス。
全く息のあっていないやる気のないダンスが披露される。
というか振り付けバラバラ!!!!!!!
このB級感がたまらなく好き。
ちなみに、選手入場コールはレニー・ハートに匹敵するレベルの高さ。
変なところだけクオリティ高いなぁ。
リングサイドで生実況。
試合は4試合あり、おばちゃんというほどの年齢の人は少ない。
そして、前評判通りめちゃめちゃ面白い。
明確にヒールが居て、悪態の連続。
それを手助けする審判。
阿部四郎バリに偏った判定に場内はブーイングの嵐。
どれだけブーイングを浴びせようが、ドヤ顔だけは超一流。
途中から判定だけではなく、手を加えるように。
特に3試合目のこのおばちゃんが面白かった。
この写真大好き。
重そう。
日曜日しかオバプロはやってないので、可能であれば日程を調整して行ったほうがいいかも。
結構面白いです。
オバプロが終わる頃には日没の時間が近づいて居たので、急いでロープウェー乗り場へ。
その途中で食べた屋台が美味しかった。
そして、日が沈んだ頃突如霧がかかってきた。
ラパスは標高が高く、その独特の形状から霧がかかりやすそう。
楽しみにしていた夜景もまたいつか。
市内にはいつくかの展望台があり、本当に夜景が綺麗なのだとか。
帰りは長蛇の列のロープウェーで。
非常に便利で安い交通手段。
宿についた後はみんなで酒を深夜まで。
弾丸だけど、いよいよペルー編に突入!!!!
マチュピチュ!!!
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