インカ帝国の首都クスコをそぞろ歩き
海外に居て、マスクをしている人見たことないかも。
海外の人が「日本人マスクしすぎじゃね?」っていう気持ち、分かります。
あっちの人からしたら、マスクって緊急事態でしか使わないものって感覚なんだろうなぁ。
あと、単純にマスクを持ってないってこともあると思うけど。
かくいう自分も日本にいるときはマスクを結構使っていたのであんまり変なこと言えないですけど。
インフルエンザがすごいですからね、しっかり着用しないと。
1月30日 クスコ
コパカパーナを18時15分に発車し、クスコに到着したのは早朝5時前。
wifiがないバスターミナルで明るくなるまで時間を潰す。
ATMがあったので、ペルーの通貨「ソル」を引き出しておく。
1ソル=32円。
早朝に発車するバスが多いのか、それとも到着するバスが多いのかわからないが、大混雑のバスターミナル。
なんとか座席を確保して7時30分までおしゃべりして時間を潰す。
そのあと、リカコさんと2人でタクシーに乗って中心部へ。
ちなみにまだ宿の予約していないので、どっかでwifiを拾って宿を探そうね〜ということになり、wifiのありそうなレストランを探す。
インカ帝国の首都だったクスコの中心部は、世界遺産に登録されるほど優美な街並み。
想像以上の発展具合にインカ帝国の繁栄をみる。
ちなみにクスコはケチュア語で「へそ」という意味。
その言葉通り、ここは文化の集積地。
クスコは標高は3400メートル。
マチュピチュの拠点になる街で、外国人観光客がたくさんいる。
もちろん日本人もたくさん。
観光都市になれば必ず現れるツアーの客引きなどもアジアやヨーロッパのようで、懐かしい気持ちを思い起こしてくれる。
朝ご飯はクスコの中心部、アルマス広場に面したレストランで。
ここで宿を予約し、食べ終わったあとチェックイン。
しばらく休憩してから、2人でクスコ観光に出発。
もう一度アルマスに広場に帰ってきた。
綺麗に整備された芝生にはたくさんの花が植えられていてとても綺麗。
周りの建物はインカ独特の建築様式とスペインの様式がうまく溶け合った建築になっている。
車の侵入は禁止されているため、優美な雰囲気が保たれている。
広場に面する形で立派な教会や大聖堂が立っている。
ヨーロッパみたいだ。
この広場はピサロによる「クスコ制圧宣言」が行われたりと、歴史的にも重要な場所。
インカ帝国の首都だったこの街も、1532年スペイン人によって制圧された。
その後、征服者ピサロは現在の首都リマを建設した。
そのリマは海抜0メートルのところにあり、南米有数の世界都市。
しばらくアルマス広場で休憩してから、クスコの街をそぞろ歩き。
広場の周りは本当に綺麗な道と綺麗な建物。
観光都市だ。
ラパスに比べれば低いとはいうものの、ここは標高3400メートル。
もちろん高山病の恐れもある。
それの予防として、この地域で親しまれてきたのが「コカ」
コカ茶を飲んだり、コカキャンディーを舐めることで高山病の予防になるという。
というわけで早速コカキャンディーを購入。
お味は抹茶味のような感じ。
とにかく甘い。美味しい。
多分日本にお土産として持ち込むと捕まってしまうのかな?
後々飲んだコカ茶もなかなか美味しかった。
雑学として、コカ・コーラのコカはコカのコカです。
昔コカコーラには微量のコカイン成分が入っていたそう。
今は違うけど。
………
イカンイカンまたすぐに知識をひけらかそうとする癖が出てしまった。
コカキャンディーを舐めながら到着したのはクスコの旧市街。
ここはインカ帝国の特徴でもある、「剃刀の刃一枚も通さぬ」と言われる美しい石組みを見ることができる。
人の力だけで切り出された美しい石。
これを綺麗に積み上げる技術の高さにため息が出る。
文化面でかなり成熟していたことがここから読み取れる。
この石組みの中に12角の石がある。
他の石とピタッと密着している、12角の石が写真スポットになっている。
日本のお城の石垣に通づるような、そんな気持ちを感じた。
この石組みが作られたのは1350年頃らしい。
しばらく旧市街を歩いた後はビール休憩。
ビールを飲んだ後は、クスコを一望できそうな丘の上に歩く。
こういう時2人で観光していると、おしゃべりしながら歩けて本当に楽。
標高が高いので何回も休憩しながら見晴らしのいいところに到着。
統一された茶色の屋根が美しい。
丘を降りた後は、リカコさんがマッサージへ。
ウユニといい、ラパスといい結構歩いていたからマッサージでいい気分転換になりそう。
リカコさんがマッサージを受けている間、僕は散髪。
もみあげをめちゃめちゃ剃られたが、なかなかいい感じに仕上がったんではないだろうか。
20ソル(640円)
旅中に髪切るのはこれで最後かな。
1ヶ月に1回は散髪に行っているので、多分9回目?かな。
安くていい感じ。
散髪の後、再び合流し、遅めの昼ごはんを求めて歩く。
アルマス広場の周りは観光客向けレストランが並んでいて値段が高めだが、探せばローカル向けの安いレストランはたくさんある。
見つけたのがこちら。
テレビニュースが爆音で流れる完全にローカル向けのレストラン。
ここのチキン1/4サイズがめっちゃ美味しい。
しかも15ソル(480円)
日本にあったら常連になりそう。
濃い味付けで好みの味。
肉汁がすごい。
そしてサラダバー取り放題。
チキンの下にはポテトが大量。
めちゃめちゃお腹いっぱいになった後は、お土産屋へ。
お土産屋が50軒連なるこの場所は、たくさんのクスコお土産がある。
しかも可愛らしいお土産が多く、たくさんの人が買っていた。
ペルーのお土産は今まで行った国の中で1番の可愛さかも。
思わず買いたくなるものが多数。
お土産屋を見た後は、地元の人向けのマーケット、サン・ペドロへ。
ここは野菜コーナー、フルーツコーナー、肉コーナー、香辛料コーナー、フルーツジュースコーナーを明確に分けられている。
かなり広大な内部にはたくさんの店がひしめく。
ここで、さくらんぼと桃を購入。
さすがの値段の安さだった。
ここに行けばなんでも揃うので、おすすめ。
少ないですが、こっちにもお土産屋が数軒あった。
ここが購入したフルーツ屋。
同じ区画に10軒以上のフルーツ屋がひしめくので、この一角だけめっちゃいい匂い。
1キロ〇〇ソルになっていて、全て量り売り。
夜、宿で食べて見ると美味しかった。
マーケットの奥は屋台ゾーン。
ここで飲食はしなかったが、美味しそうだった。
そしてすごいのがフルーツジュースコーナー。
フルーツジュース屋が20軒以上あるので、この道を歩くと、おばちゃん達による営業がすごい。
↓ この道をぜひ歩いてみてほしい。
フルーツも買えて、大満足。
宿に帰ろうか〜と歩いていたら遭遇したデモ。
海外旅行の鉄則、デモには近づかない。
写真は撮ったけど。
夕方から少し寝て、夜散歩がてらアルマス広場に行って見ると、街中がオレンジのライトに包まれていた。
そこかしこから笑い声が聞こえ、クラブからは音楽が漏れる。
本当にいい街だなぁ。
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