泥酔して牛ナデナデは1番やっちゃいけないこと
バルカン半島の国ならではの濃厚な優しさをたっぷり受けて、幸せに暮らしております。
ドイツやフランス、イギリスの国はちょっとしたスマートな優しさをくれます。
これはこれで、本当に嬉しい。
けど、バルカン半島は群を抜いている。
1週間後ぐらいにブログに上がると思いますが、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルの宿にステファンと言う男がおります。
この男は凄まじかった(いい意味で)
多分あそこは近い将来、日本人旅人の間で話題になりそう。
そして、日本人宿化しそう。
12月8日 コトル
楽しみにしていたコトル。
見事に曇天。
天気予報見ると、今日の夕方から雨が降り出し、明日はもっとひどいことになるらしい。
でも、曇天なりの良さもあります。
薄〜い霧に包まれた港町って雰囲気抜群。
明日には、モンテネグロを出るんですが、基本データ。
2006年、セルビア・モンテネグロから独立し、モンテネグロ共和国。
モンテネグロとは、「黒い山」と言う意味で、確かに山が黒い。
南にアドリア海を臨み、アルバニア、クロアチア、コソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナと接する。
モンテネグロ人が43%、セルビア人が32%、ボシュニャク人7%
75%がクリスチャン。
17%がムスリム。
だいたいそんな感じですが、日本人の感覚からすると、バルカン半島には未知の国が多いですよね。
さて、今いるコトルはアドリア海の港町。
リアス式海岸の一部が、コトル湾になっており、入り組んだ港が広がる。
その港に面する形で旧市街があり、山から港と旧市街を見下ろすと絶景らしい。
もちろん世界遺産。
9時に宿を飛び出し、旧市街へ。
ヨーロッパの旧市街って久々。
コトルの旧市街は、例に漏れず城壁に囲まれており3箇所の門から中に入ることができる。
昔は、城壁の中だけが街で、外は何にもない草むらだったんだろうなぁ。
今でも城壁の中外では景色がガラリと違う。
これは、フランスのアヴィニョンやニース、ドイツのミュンヘンやアーヘンなどもそう。
大抵、門をくぐると景色が変わる。
面白い。
早速、3つの門のうちの一つから旧市街へ。
この美しい街並みは、観光客の間で評判となっていて、夏は人が多いらしい。
写真を取り損ねたけど、オフシーズンにも関わらず、昨晩港にでかい客船が泊まっていた。
夏はてんやわんや間違いなし。
門をすぎると、時計台がある広場。
ちょうどクリスマスツリーを設置しているみたい。
旧市街は、他の都市と同様に迷路。
広場から何本もの小道が走っていて、そこを通りすぎるとまた広場。
たいてい、広場には教会なんかがあって、人が集まるようになっている。
ベルギー・ブリュッセルにある「世界一美しい広場」グランプラスもその形態の一つ。
これがヨーロッパ伝統的な街並み。
日本の歴史ある都市は、綺麗な町割りがされていて、いわゆる「碁盤の目」みたいなのが、伝統かな。
ああ。歴史ある城下町とか最高。
あー米食べたい。
広場から伸びる迷宮を抜け、3つあるうちの2つめの門から旧市街脱出。
旧市街から山に登ることができるが、3ユーロの通行料がかかってしまう。
これを、旧市街の外から山に攻めると、無料。
途中で正規のルートに合流できるらしく、宿のオーナーおすすめのルート。
宿で話聞いていた時大丈夫かなぁと思ったけど、普通に標識もあるし、整備されたルートっぽい。
はい早速裏から山を攻めます。
2分後。
最初、動かないからマジで置物かと思いました。
カカシみたいな感じかなぁと思ったら、耳が動いた。
どうやったら、ここまで無になるか不思議。
荷物を背負い山の上まで届けるのが、お仕事みたい。
横を通らせてもらい、最初は順調に飛ばす。
くねくねとカーブを作り、歩きやすくなっている。
ヘアピンカーブを20箇所ぐらいクリアしたら山頂。
20のヘアピンカーブってか書くとそこまでですけど、実際は結構きつい。
途中、何度も休憩を挟みつつ、1時間ほどで9合目ぐらいまで来た。
雨降ったら帰り地獄。
曇っててこの景色だったら、晴れてたらやばいですね。
9合目に飲食店が1軒あるのは、オーナーから聞いていた。
朝から何も食べてないし、1時間歩いて疲れたので、入る。
椅子とテーブルがこんな感じで並んでいて、景色がいい。
横の家に住んでいるご夫婦が酒や簡単なつまみを提供してくれる感じ。
ということで、疲れていたのでビールから。
景色見ながら飲んでいたら、ウォッカのショット飲む?と。
無料でいただけるらしく、2人で乾杯させてもらった。
モンテネグロの有名なウォッカらしく、ショットグラスが開くたびに注いでもらうという大サービス。
様子を見ていると、奥さんも、お客と飲むときだけは旦那さんの酒乱に目を閉じているみたいだ。
生ハムを注文。
意外と重なっていて量がある。
ビール2杯目と無料でもらったパン。
これまた無料でもらったチーズ。
結局、この後白ワインもちょっとだけ頂き、ウォッカのショットも3杯頂いたところでお会計。
あと、もう少し登らないといけない&下山も考えてセーブしたつもりが…
泥酔ッ!!!!!!!!
まだ11時前なのに…
空腹&山登りで体力減少のせいか久々に泥酔。
ここからあまり記憶がない。
手がかりは、カメラのフォルダ。
これ、後から見ると本当に気持ち悪いんですが、牛と20分ほど遊んでいたみたいです。
泥酔して牛と遊ぶなんて、そんな人滅多にいません
というか、この左手大丈夫か。
後、これは多少覚えているんですが、足を滑らせて、デジカメの液晶が割れました。
もう2度と山の上で酒飲まない。
山から見たコトルの旧市街はこんな感じ。
赤色の屋根が印象的。
晴れていたら、アドリア海が真っ青になり、赤色の屋根が映えるでしょうね。
もちろん、この天気でも100点満点の綺麗さです。
モンテネグロの国旗。
酔いさましのため、山頂でも1時間ほど休憩。
慎重に降りていかないと。
バルカンは犬猫天国。
火薬庫ではない。
山の中腹でもかなり綺麗だなぁ。
体力に自信がない人も、ここまで行って欲しいなぁ。
16時に宿に戻り、爆睡。
20時に起きたが、お腹いっぱいだったので、そのままぶっ通しで寝る。
ここで、ハプニングがありました…涙。(盗難とかではないのでご安心を)
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