年越しの瞬間は空港のベンチで爆睡
最近、どこでも眠れる自分に恐怖を感じるようになりました。
寝るまでもものすごく早いですし、一旦寝たら起きません。
寝るときは貴重品のバッグに南京錠でロックし、ロッカーがあるときはロッカーに。
ないときは顔の近くに置いてます。
でも正直、寝ている間にバッグを持っていかれても気がつきません。
かなりうるさい音を出されても起きません。
死んだように寝てますいつも…
12月31日 ブエノスアイレス
今日は大晦日。
大晦日の夜はまさかの空港泊。
というのも、1/1の朝4時55分のフライトが非常に安かった。
1/2にすると30,000円が、1/1なら18,000円。
これに飛びついた結果、空港のベンチの上で年越しすることになりました。
これも一生に一度。
地球の真裏で年越しするのも感慨深いものですが、空港のベンチで年を越すのもいい体験ではないでしょうか。
いつものように熱々のシャワーで寝汗を落とし、チェックアウトしたら、今日は朝食を食べてみる。
40ペソ(240円)でこれだけ食べれるからおトク。
案外美味しい朝ごはんを食べながら、アナと雪の女王の鑑賞会。
もちろん音声はスペイン語なんですが、ストーリーは分かるので面白い。
しかも、ラテンアメリカバージョンののLet It Goがなかなかいい♫
英語のLet It Goがスペイン語ではLibre soyらしい。
サビのLibre soy,libre soy〜が意外とハマる。
しかもみんなテレビ見ながら歌う。
ぜひYoutubeか何かで聞いて見てください。
Libre soy, libre soy〜♫
結局最後までアナ雪を見てしまい気がつけばいい時間。
今日は、宿の横の通りDefensa通りでサンデーマーケットをやっているらしくそちらに行ってみる。
天気は曇りで、やっと過ごしやすい天気になった。
サンデーマーケットは想像の5倍以上の規模でびっくり。
Defensa通り沿いに1キロほど店が出ており、手作りの雑貨、洋服、絵などが売られている。
しかも、レベルが高く、つい買いたくなってしまうような商品ばかり。
これは人気なのも納得。
ところどころ、チョリパン(チョリソーをパンに挟んだもの)も売られており、なかなか充実のサンデーマーケット。
ただ、人がめちゃめちゃ多い…
サンデーマーケットの人混みに疲れたので、地下鉄に乗ってレコレータ墓地に行く。
墓地なのに、ブエノスアイレスでも有数の観光地らしい。
レコレータ墓地に向かう途中の地下鉄車内に、遊戯王のレアカードをカードホルダーに大事に収めているいる青年がいてほっこり。
レコレータ地区はパレルモ地区のお隣にあり、「比較的」治安のいいとされている地区。
最寄りの地下鉄駅を出ると、マンションが立ち並んでおり、住宅街の様相を呈する。
レコレータ墓地までは歩いて5分ほど。
その途中にマクドナルド発見。
アルゼンチンのマクドナルドは値段が高めの設定だが、なかなか良さようなバーガーが多い。
マクドでお腹を満たしたところで、レコレータ墓地へ。
レコレータ墓地には、ブエノスアイレスのきっての富豪や、著名人が眠っており、霊廟や像、何列にも及ぶ墓石をみることができる。
入り口には、〇〇さんの墓地などと、地図まで用意してあり、完全に観光地。
正直、墓地が観光地になっているのも如何なものか?という疑問はあるが、せっかくなので中に入ってみる。
さすがに墓石を撮る気になれなかったので、こんな写真しかないが、アールデコ、ネオゴシック、バロック様式の墓石は確かに見ていて美しい。
もはやお墓というより遺跡のような、そんな雰囲気。
ちなみに、みなさんガンガン写真撮ってますので、あまり気にすることは無いかもしれません。
この墓地自体、1882年に開設されたらしく、富と名誉を持つ人にとって、ここに眠ることは一種のステータスだったのかも知れません。
墓石を注意深くみると、1950年代やそこらに納骨された人が多く、少々古めの墓地。
現在、お手入れが行き届いているとは言い難く、ところどころ壊れていたりして複雑な気分。
しっかりお参りに来てくれる家族がいればいいんですが、納骨堂があれだけ立派だと、メンテナンス代が高くつくのも容易に想像できる。
墓じまいしたくてもお金かかるんだろうなぁ。
ともかく、観光地になっているので、家族がゆっくり手を合わせると言った類の墓地では一切無い。
正直、観光地化されたことで廃れて言ったような気がして、ここに来たのを後悔した。
レコレータ墓地で一番の名所?は元アルゼンチン大統領、フアン・ペロン大統領の妻エビータの墓。
33歳でこの世を去ったエビータは、アルゼンチン国内で未だ人気は高く、100アルゼンチンペソ札に描かれているほど。
ファーストレディが紙幣に描かれるってのすごい話ですけど、それほど人気のあるエビータ。
エビータの墓をちらっと見て、レコレータ墓地をあとに。
レコレータ墓地の目の前には、レコレータモールという大きなショッピングセンターがある。
本当はこのあと、「世界で二番目に美しい書店」に立ち寄る予定だったけど、すっかり忘れていた。
最近、物忘れがひどすぎて、若年性アルツハイマーを疑っております…
世界で二番目に美しい書店をスルーして、向かうはパレルモ地区の「DISTRICO ARCOS」という場所。
ここは、以前読者さんが服を買いたいならここが良いですよ〜と教えてくれた場所。
大変ありがたい情報を胸にやって来た。
↑ ここ。
ここに入って半ズボンの品定めを始めた10分後…
閉店なので出てください〜と言われました…
せっかく教えてもらったのに、申し訳ございません…
大晦日、日曜日の17時に行くなら事前に営業時間調べるのは必須でした!!
中は、アウトレットモールのような感じで非常によさそうだったので、余計に残念、、
(ちなみに、教えていただいた手数料の安いATMは無事発見しました!ありがとうございます!)
追い出されて撮った外観…
悔しい。
大人しく宿に戻り、ブログ執筆。
これは後から知ったんですが、アルゼンチンでは仕事納めの日にオフィスから不要になった書類を外に投げ捨てる習慣があるみたいです。
道のところどころが紙だらけで、誰がこんないたずらしたんだろう?と思ったら、道沿いのビルが犯人だったわけです。
世界各国色々な習慣があって面白いですね。
写真撮っておけばよかった…
宿では20時から無料の年越しパーティがあるみたいだが、今日宿泊するわけでは無いので、少々気まずく、お誘いもお断りさせてもらって空港へ。
タクシーだと、年末で稼働台数が少なく、メーターを使ってもらえるか不安。
明るいうちにバスで移動してしまおうという計画。
7月9日通りまで歩いて、バスを拾う。
街は、爆竹を鳴らしている若者なんかがいて、大晦日の雰囲気を存分に味わうことができる。
日本の裏側で年越し。
しかも一人。
随分成長したもんだなぁ。
7月9日通りからホルヘ・ニューベリー空港に向かうバスは45番。
ただ、途中のレティーロ駅止まりがあるらしく、バスのドライバーには要確認。
湾岸エリアを走るバスは、乗ったら30分ほどで空港まで着く。
タクシーなら安くても200ペソ以上(1,200円)バスなら6,5ペソ(39円)
バスから見たブエノスアイレスの夕日とライトアップが美しかった。
彼らの大晦日は一体どんな感じなんだろう。
石川出身の僕からしたら、大晦日の時期なんてもれなく寒いのが定番。
こたつを家族で囲むのが大晦日の風景だけど、暑いアルゼンチンではどんな感じなのかな。
早速空港に入り、明日の飛行機があるか確認。
4時55分のフライトなので、3時にチェックインできるように目覚ましを設定。
ベンチを見つけて、チェーンロック、南京錠で安全確保!
毎日早寝早起きだったので、22時に眠たくなってしまった。
肘掛けがあるタイプだが、パリのシャルルドゴールでこのタイプは攻略済み。
うまく肘掛けを抱きかかえるようにして寝る。
22時に就寝して、起きたのは3時。
起きたら、2018年になっていた。
年越しの瞬間、そばを食べるわけではなく、あけおめラインが殺到したわけでもなく、
普通に寝て起きたら、新年。
なんか普通のスタートだけど、今年も良い年になりそうな予感。
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