1つのボールを追いかけて生まれる絆
来週の今頃、アルゼンチンにいると思うとなんかソワソワする。
その前に、バルセロナというお楽しみタイムがあるから、半日バルセロナを楽しもう。
半日楽しんで、空港泊して13時間45分のフライト。
しかも着くのは夕方だから、神経尖らせて宿へ向かう。
考えただけでハードすぎる。
イスタンブールの空港に向かうの早朝だから、飛行機でどれだけ寝れるかが肝。
もしお隣が大柄な人とか騒がしい人だったらどうしよう…
12月11日 モスタル
ステファンという男と2ショット。
髪型でただ者ではないことは分かると思います。
彼は、この宿のオーナーであり住人。
モスタルでおそらく一番安い宿。
1泊6.27ユーロ=12兌換マルク=867円
〜サービス内容〜
無料コーヒー、無料ティー、無料ビール、無料ワイン、無料ウイスキー、無料巻きタバコ、無料ランドリー、あと、腹が減ってそうな人には無料でご飯を分けてくれたりする。
wifiもめっちゃ早い。
この宿は、ステファンがとにかく面白い。
彼はレビューを誰よりも気にする繊細な男。
宿には、予約サイトBooking.comから点数が書かれたシールが送られます。
いい宿は勲章としてそれを貼ります。
例えば、フロントであったり、入り口であったり。
だいたい8.0を超えているといい宿なんだろうなぁ。
8.5だと、すごいいい宿なんだろうなぁ。
9.0を超えていると、とんでもなくすごい宿なんどろうなぁ。と思います。
この宿驚異の10点。
はい。不正以外の何者でもないです。
チェックアウトしたら、絶対レビュー10にしてねー。ってめっちゃ言われます。
この日、フランス人の女性が低評価付けてて、とても凹んでいました。
僕も一応レビュー書いたんですけど、客観的に見ても不満に思うことは一つもなかったです。
無料ワイン、コーヒー、ビール、ランドリー、無料でパンとポテトチップスももらいました。
こんな宿初めて。
日本語を覚えようとしていて、「ございますありがとう」と「胸がドキドキ」という言葉を連発していますが、どうか暖かい目で見守ってあげてほしいです。
「胸がドキドキ」とか絶対日本語習う上で優先度低いやろ…教えたの誰や…
バルカン半島特有の濃厚な優しさを感じたい方はぜひ。
↑ 色々優しくしてもらったからリンクを貼っておく。
この日は、午前中ブログ書いたりしてゆっくり。
手持ちのクロアチア・クーナをボスニア・ヘルツェゴビナの兌換マルクに変えたかったこともあり、ショッピングセンターの方へ。
川が真緑。
風が冷たくて、天気は曇り。
ちょっと寂しい街並みに突如現れるショッピングセンターがこちら。
わお。。。
マクドある。
ぎゃあ!
リーバイスある。ザラも!
しかも、ボウリング場、ビリヤードもなんでもある!
6階建てで映画館まで!!!
高そうなバーやレストラン。
床ピカピカで、歩いている人もおしゃれ。
ここだけ異世界だ…
ここで無事両替も済ませて向かうは……
ギリシャで最後って決めたのに。
ボスニア・ヘルツェゴビナで5番目に大きな街モスタルは、ユーゴスラビアから独立を宣言した1992年から1993年にかけて爆撃を受け、歴史的なモスクや大聖堂、5万冊の蔵書がある図書館が被害を受けた。
その過程で、西側をクロアチア勢力が、東側をボスニア・ヘルツェゴビナ共和国軍が支配するようになり、1993年11月には両勢力の対峙によりスタリ・モストという橋が破壊された。
現在はスタリ・モストが再建され、この街で1番の観光地となっている。
スタリ・モストまで2キロほど歩く。
↑ この橋がスタリ・モスト。
16世紀に初めて架けられた。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争でクロアチア系の民族主義者によって破壊され、周辺の歴史地区もボスニア文化の一部であるとして、攻撃を加えられた。
2004年に再建され、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の記憶を残すものとして、世界遺産に登録されている。
橋の周りにはお土産屋が集まっているが、やはりオフシーズンで人は少なめ。
夏になると、観光客で賑わうようだ。
橋から見たネトレヴァ川。
やはり真緑。
1996年生まれなので、生まれる前の出来事。
ユーゴスラビア連邦、ここに来るまで詳しくは知らなかった。
ちなみに、ボスニア・ヘルツェゴビナはハリルホジッチ監督の出生地(フランス国籍)。
イビチャ・オシム監督もそう。
サッカー強い国のイメージ。
他の都市よりも猫多め。
モスタルの観光地はスタリ・モストとその周辺にしかないと言っても過言ではないかもしれない。
ただ、生まれる前に起きた出来事について考えたり、調べたりするいいきっかけになった。
世界には知らないことだらけ。
今日は、これで終わりではなくてまだ続きます。
前日、宿が同じだった悟さんから、別の宿に滞在していた悟さんのお兄さん、真吾さんを紹介していただいた。
真吾さんは奥様のミホさんと、お子さんのスズナちゃんと旅をしている。
それでもって、今日地元のサッカースクールの練習見学に行くみたいで、混ぜてもらった。
待ち合わせの場所で待機。
サッカースクールのコーチをしている同い年のサトミちゃんとも合流し、近くの小学校の体育館へ。
このサッカースクールは同じ大学の大先輩、元サッカー日本代表の宮本恒靖さんが立ち上げたプロジェクト。
サッカーを通じて、様々な民族の子供達が触れ合い、「1つのボールをきっかけに対立する民族の融和」を目指し立ち上げられたプロジェクト。
プロジェクト名はマリモスト(小さな橋の意)
支援組織について | Little Bridge Japan
↑ マリモストの概要はこちら。
↑ 先日発表があったHEROs AWARD 2017において、HEROs of the yearを受賞されたみたいです。
10歳前後の子供達に混ぜてもらって久しぶりに体を動かした。
ボスニア・ヘルツェゴビナはボシュニャク人48%、クロアチア人14%、セルビア人が37%。
25年前の内戦で多くの人命が失われ、今でも不信と対立が残る。
子供たちの教育の現場では、民族ごとにカリキュラムが異なるなど、対立感情を融和していくのは簡単ではない。
だけど、ここにいる子供たちは本当に楽しそう。
様々な民族の子供達がサッカーを通じて触れ合う。
ボール1つさえあれば誰とでも仲良くなれる。これがサッカーの最大の魅力であり、自分自身、それで多くの友達を得た。
小学校の頃の記憶が鮮明に蘇り、懐かしい気持ちになった。
とても濃い時間を過ごすことができた。
さっぱりサッカー面白い。
練習が終わった後は、5人でお食事。
すごく楽しい時間だったなぁ。
ビール2本飲んで宿に戻ると、無料の赤ワインが…
ワインもめっちゃ飲んでしまった…
明日5時30分起き、6時に宿を出発するけど起きれるかなぁ…
悟さん、真吾さん、ミホさん、スズナちゃん、サトミさんありがとうございました!
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