クリムトの官能的な芸術作品を鑑賞
daigakuseisekaiissyuu.hatenablog.jp
おかげさまで、「Superdry 極度乾燥(しなさい)の闇」という記事が人気になっているみたいです。
多くの人に読んでもらえるのは嬉しいことですね。
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11月9日 ウィーン
チェスキー・クルムロフを9時15分に出発し、13時に無事ウィーン西駅に到着。
ウィーンはクラシック音楽が盛んで 、過去にはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど多くの作曲家が活躍したことから「音楽の都」と呼ばれているオーストリアの首都。
中世の血縁制度を利用した政略結婚により、広大な領地を獲得した大貴族ハプスブルク家が有名なオーストリア。
1866年のプロイセン=オーストリア戦争ではプロイセンが7週間で完勝し、ビスマルクはプロイセンと北ドイツ諸邦国をまとめて、北ドイツ連邦を立ち上げた。
一方、オーストリアは非ドイツ民族の不満を収拾するため、ドイツ民族に次ぐ大勢力ハンガリー系のマジャール人に大幅な自治を認めて、オーストリア=ハンガリー二重帝国が成立。
ビスマルクは南ドイツを統一するために、フランスのナポレオン3世から受け取った電報を一部意図的に省略し、編集した上で新聞に掲載しフランスとプロイセンに燻っていた両国間のナショナリズムを煽り、プロイセン=フランス戦争を開戦させ、(エムス電報事件)ドイツ・ナショナリズムが頂点に達した。
この戦争では、プロイセンは、北ドイツ連邦、バーデン大公国、ヴュルテンブルク王国、バイエルン王国と同盟を結び圧勝した。
この戦争を経て、1871年ドイツが統一され、ドイツ帝国が成立。
フランスの領地であったアルザス=ロレーヌを獲得し、ドイツとフランスの敵対関係が保たれたまま、第一次世界大戦に向かって行く。
やっぱり19世紀のヨーロッパが一番面白い。
「国民をまとめるには、戦争を仕掛け、ナショナリズムを高揚させる」
今と昔はさほど変わらないですね。
比較的平和な時代に生まれたことに感謝しながらマクドナルド。
ヨーロッパの歴史は戦争の歴史。
さて、チェスキー・クルムロフから移動してきてマクド食べて14時。
宿に荷物を置きに行かず、駅のコインロッカーに荷物を入れ、オーストリア・ギャラリーへ。
ちなみにロッカーは24時間3.5ユーロ(462円)
バロック様式の豪華なこの宮殿はオーストリアの20セントコインの裏に描かれている。
上宮と下宮に分かれているオーストリア・ギャラリー。
上宮の方が豪華らしいので、上宮のチケットだけ購入。
学生12.5ユーロ(1,650円)
大人15ユーロ(1,980円)
パンフレットを集めて、中へ。
オーストリア・ギャラリーでは2017年6月まで写真撮影禁止だったらしい。
ラッキーなことに現在は解禁!
中は、非常に上品。
年代別ではなく、明確にジャンル別に分けられていて、おもしろい。
ここは宗教画のコーナー。
大きさは中規模。
2時間ぐらい回りきれてちょうどいい大きさ。
見せ方もかなり凝っている。
「ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト」
通称「アルプスを越えるナポレオン」
世界に5点あるうちの一点がここに。
ナポレオンって痔だったらしいですね。
こんな荒馬を冷静に乗りこなしていますが。
そして、いよいよクリムトゾーン。
「接吻」
このオーストリア・ギャラリーでダントツの一番人気。
官能性に満ち溢れすぎている…
ただ、どことなく悲しい一面をのぞかせるのは、クリムト作品ならではなのかな。
金箔が多く使われていて、遠くから見ても非常にまばゆい。
息を飲む作品。
「ユディトI」
この作品はとにかく引き込まれる。
不可思議な笑みを見せる顔は何を意図しているのか、考えれば考えるほどパニック。
このほかに、クリムトの作品が10点ほど展示されていて、大満足。
ジャポニズムの影響を受けていて、日本人からも大人気のクリムト。
おすすめの美術館。
外に出ると、真っ暗になっていたのでロッカーで荷物を回収し宿へ。
ウィーンの地下鉄は1回2.2ユーロ(290円)
地味に交通費がかさむ。
宿の地下には洗濯機があったので、洗濯。
明日はウィーンのホイリゲへ!!
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