アディスアベバからメケレに移動するだけの日
先日、骨にヒビが入ったかも?!と書きましたが、その後順調に回復し1週間後にはかなりの負荷をかけない限り痛むことはなくなりました。
その節は大変お騒がせいたしました。(あの時は本当に痛すぎて1日中痛いって言ってた)
エチオピアを含む東アフリカ諸国は、夜行バスが禁止されている。
と言うのも、ここら辺の国は治安が悪いと言うのに予算の都合上か知らないが街灯が少ない。
夜行バスがあった時代は事故が多発していたらしく、やむなく夜行バス自体禁止になったようだ。
と言いながらもこっそり夜行バスを運行している「闇バス会社」も存在しているらしいが、安全の理由からオススメはしない。
上記の理由から、旅行者には早朝5時にバスターミナルに集合というまぁまぁ難易度の高いミッションが用意されることになる。
しかし、前日ETTでダナキルツアーを申し込んでいたおかげで、ETTスタッフによる無料送迎があるので、超楽チン。
この日は3時30分に起床。
4時にお迎えに来ると聞いていたが、どうせ海外だし遅れて来るっしょと高を括っていたらまさかの5分前にお迎えが来た!!
申し訳ない気持ちがありながら宿のスタッフを起こし、重厚な門を開けてもらいチェックアウト。
お迎えのピーターと合流してバスターミナルへ。
バスターミナルはアディスアベバの中心部、Meskel Squareというところ。
安宿街のピアッサ地区からは車で10分以内のところ。
バスターミナルに着くと、すでに大勢の人で溢れており、また各方面に行くバスも十数台待機していた。
前日、ETTにバスチケットの購入を依頼していたが、その時すでに夕方だったため、当日代理購入してくれるという話だった。
ピーターはバスターミナルに到着すると、車を飛び出し5分ほどで戻って来た。
どうやらメケレ行きのバスを見つけたようだ。
他の人のブログを見ていると、当日は満席で購入できなかったという人もいたので一安心。
ピーターに別れを告げ、バスに入るとほぼ満席になったので、ピーターが素早く動いてくれたおかげで席が確保できたのだろう。
自分たちだけで行ってもおそらく無理だったかも…
バスは、5時に出発。
メケレまで13時間。中には15時間かかったという人もいたので長丁場だ。
なにを書いてくれたかよくわからないが、バスチケット。
ちなみに、アディスアベバの標高が高いせいか、軽い高山病のような症状が出ており、体調がよろしくない…
こんな時は寝て過ごすのが一番!と思っていたが、エチオピアではバス移動中スタッフチョイスの音楽や映画、テレビ番組を車内で流しているらしく、これが大音量でまぁまぁ迷惑。
さらに日本のように2時間に1回のトイレ休憩はなく、あっても3時間から4時間に1回なので注意が必要。
そして、トイレはどこでするかというと…
草むら
( Д) ゜゜
母なる大地から頂いた恵みは母なる大地に返しましょう!
もちろんサービスエリアがあるわけではないため、比較的草むらが多い場所にバスを停め、それぞれ思い思いの草むらを見つけて用を足す。
男性はまだしも女性はなかなかきつそうだ…
だってこれだけ見通しが良いもん…
最初は戸惑う野外トイレだが、慣れて来ると汚いトイレでするよりよっぽどマシになってしまう…
慣れって怖いなぁ。
バスはメケレに向け順調に飛ばすが、途中村に入った時少しだけ停車した。
すると、女性が大きな麻袋を片手に乗り込んで来た。
どうやら豆の車内販売のようだ。
女性を乗せると再び動き出すバス。
どうやら女性はヒッチハイクのようにバスに乗り、隣の村までの移動時間で豆を売り、隣の村に着くと降りる。
帰りも違うバスを捕まえて豆を売りながら自分の村に帰るようだ。
そして、この豆が予想以上に売れる!!!
自分は買わなかったが、席が近くの現地民が買っていて少し食べさせてくれた。
味はなかなか美味しい。
美味しい美味しいと言って食べていると、めっちゃもらった。
エチオピア人結構優しい。
途中、信じられないぐらい悪路を進み午前10時に昼休憩。
ここで、登場するのが、エチオピアを語る上で絶対に外せないインジェラという国民食。
「見た目は雑巾、味はゲロ」と形容されているインジェラ。
滞在中1回ぐらい食べれれば!と思っていたが、早速登場。
インジェラは、羊肉の下にある布切れのようなもののことを言う。
食べてみると、非常に酸味が強い!!
その国の人に失礼になると思い、「まずい」という言葉を言わないようにしているが、さすがにこれはまずいと大声で言ってしまう味だった。
というより日本では体験できない味のため、体が受け付けない…
ただ、これを美味しいと感じる人も日本人にはいるようで…不思議ですね!
ちなみにバス会社の名前はABAY BUSというところ。
可もなく不可もなく。
昼食後もバスはどんどん進んでいく。
途中、正面衝突しているトラックがあったり、側道に転落してひっくり返っている車があったりして少しビビる。
外を眺めていると小さな村がポツンポツンとあるだけで、あとはひたすら大自然。
村にはたくさんの羊や牛、ラクダ等の家畜がいたりする。
生活は車窓から眺める限りかなり原始的だ。
またしても現地人からもらったもの。
実の部分だけ食べるらしいが、これは美味しいとは言えなかった。
味は草。
現地人はバスの車内で結構散らかしたりする。
途中3回の検問があり、その都度バスから出なければいけないのがやや面倒だった
バスは出発から13時間20分後の18時20分にメケレ到着。
なんとか明るいうちに到着できてよかった。
目星をつけていたホテルの目の前についたが、ホテルが事前情報よりかなり値上がりしていた…
一旦、ホテルは保留にしてバスが同じだったオランダ人のダニエルとETTのメケレ支店に行く。
明日のピックアップ時間を聞く&滞在するホテルを伝えるために必ず到着した後に寄らなければならない。
また、メケレでもアディスアベバと同様に車を出してくれるので、車に乗りながら優雅にホテル探しをする。
最初に言ったところは汚くて却下。
2番目に行ったLKペンションが良さそうだったので、ここにチェックイン。
あたりはすでに真っ暗になっていた。
夜ご飯は宿併設のレストランで。
ダニエルと3人で席を囲んだが、食事がでてくるのが非常に遅く、45分ぐらい待つとやっとでてきた。
味はまぁまぁ。
ビールの味は、かなり美味しい。
いよいよ明日から「世界一過酷」と称されるダナキルツアーが始まるので、早めに就寝。
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