エチオピアに入国してツアーも確定して
日焼けによる痛みが引いたと思いきや、全身の皮が脱皮し始めております。
日本に帰る頃には脱皮する皮膚がないぐらい焼けてるかも…
深夜2時20分発の飛行機に乗り、4時間のフライトでエチオピアの首都アディスアベバに到着。
エジプトとの時差は+1時間のため、朝7時20分に到着した。
アフリカを縦断しているといえど、今回はスーダンをパスさせてもらった。
実は、スーダンに入国するとアメリカに入国する際、必ずVISAを取得する必要があるらしく、それが面倒…(英語面接で、スーダンに入国した理由を聞かれたりするらしい)
〇〇に入国していたら、アメリカ入国の際はVISA必須ですよ〜という国が何カ国かあり、代表的なものはイラン、イラク、シリア。
このラインナップで御察しの通り、アメリカと非常に仲が悪い国が連なっている。
スーダンも、2017年に解除されるまで20年間人権侵害を理由にアメリカから経済制裁を食らっていたらしい。
もちろん、アメリカなんて行かねーよ!!!!!って人は普通にスーダンを観光するし、なんなら「人がいい」となかなか評判の国だったりもする。
ただ、アメリカ行かねーよ!!!って人も南米に行くときにトランジットでアメリカへなんて場合もあるので、そこらへんは慎重に…
話は大きくずれてしまったが、今回到着したアディスアベバは標高2355メートルで、なかなか過ごしやすい気候。
アフリカ=どこもめちゃめちゃ暑い!!と思っていたが、そういう訳ではないらしい。
街には、アフリカ連合やアフリカ経済委員会の本部があり、アフリカの政治都市と呼ばれているそうだ。
人口は327万人。
ここから本格的なブラックアフリカに入る。
ちなみに、このブログでは便宜上白人・黒人・黄色人種などと書きますが、人種差別の意図は全くありません。
とまたまた話がずれてしまったので、飛行機を出たところに話を戻します。
乗ってきたエチオピア航空。
イスラム世界のエジプトは、アフリカだけどアフリカじゃない感じだった。
いよいよ本格的にアフリカ大陸を旅している感じが出てきた!!
期待と少しの不安が湧き上がってくる。
エチオピアは入国に際しVISAが必要だが、空港で簡単にアライバルVISAが取れる。
50米ドル(5500円)
預けた荷物をピックアップし、ATMでエチオピアの通貨であるブルを降ろす。
1ブル=3.89円
100ブル札までしかないらしく、少しだけ降ろしてもお金持ち気分。
空港ではタクシー運転手による毎度おなじみの大歓迎を受けるが、華麗にスルー。
空港の敷地外まで行ってミニバンを拾って宿まで行くことにする。
ちなみに早朝にも関わらず空港の駐車場は出迎えの人で賑わっている。
家族が帰ってくると全員でお迎えに行くのが定番なのかな?
いいことだけど。
そんな人たちを見ながらなんとか空港の外まで脱出し、乗り合いバンの乗り場まで行く。
ここから安宿が集まるピアッサ地区を目指す。
乗り合いバン乗り場はここら辺。
ピンのところにガソリンスタンドがあって、その前あたり。
ピアッサ行きのバンは料金回収係が大声で叫んでいるので一瞬でわかる。
ほぼ満員のバンではアフリカンミュージックが流れていて、ナイス。
ピアッサ地区まで15ブル(58円)
なかなか綺麗に整備された都市を駆け抜け、20分ほどでピアッサ地区に到着。
ここはやや治安が悪いらしいので警戒しながら歩く。
昼間はそんな風に見えないが、クラブなどが密集しているらしく、夜は爆音のクラブミュージックが聞こえてくるらしい。
そんなピアッサ地区で目星をつけていたウトマホテルに向かうとまさかの満室…
仕方ないので、ウトマホテル1階のレストランでビール飲んで一旦休憩。
エチオピアも安い割にビールが美味しい。
腹が減っていたので、油ギトギトのチャーハンを食す。
結局、ウトマホテルの向かいにあるバロホテルというところにチェックインすることにした。
チェックインした後は、2時間半ほど寝る。
14時になったので、エチオピアに来た目的の一つ「ダナキルツアー」に申し込むために重い腰をあげる。
バロホテルのフロントにダナキルツアーを「ETT」という日本人御用達のツアー会社で申し込みたいというと、ETTに連絡してくれて、お迎えに来てくれた。
先に行っておくが、この会社はツアーを申し込んだり、申し込もうという姿勢を見せると様々な局面で送迎をしてくれるので非常に便利!
特にアディスアベバはスリやひったくりが多いらしいので安全に移動できる手段を提供してくれるのはありがたい。
というわけで、ETTスタッフに宿からオフィスまで送ってもらう。
オフィスはここの5階。
エチオ・トラベルアンドツアーズでETT。
ここで、2泊3日のダナキルツアーを申し込む。
値段は事前のリサーチ通り300ドル(33,000円)
そしてこのツアーのスタート地点であるメケレという北部の街までのバスチケットもここで買ってしまう。
片道25ドル(2,750円)
これは自分で買いに行くよりも4ドルほど割高だが、ここで予約すると明日早朝宿からバスターミナルまで送迎をしてくれる。
ピアッサ地区からバスターミナルは遠い&早朝5時発のバスということもあり、ここで取るメリットは多い。
さらに付け加えると、クレジットカードは手数料の関係で使わせてくれなかったりすると聞いていたが、手持ちが100ドルもない!!!(嘘)と言うと余裕でクレジットカードを使わせてくれた。
オフィスはこんな感じ。
ツアーも確定させたので、オフィスからトモカコーヒーという有名店まで送ってもらう。
トモカコーヒーは有名店だけあって人が多い。
エチオピアはびっくりすることが多いのだが、時間もその一つ。
この国では世界基準で言うところの朝6時を0時としているらしい。
と言うわけで、上の写真のように10時をさしている時計の現在時刻は16時。
地元の人はエチオピアタイムを結構言って来たりするので、混乱することがよくある。
例えばチェックアウトの時間を聞いたら4時。言われたり。
えっ?4時スカ?と聞くと、ああ10時のことだよと言ってくれたりする。
ややこしい。
肝心のコーヒーはコーヒー発祥の地エチオピアの名を汚さない、とても美味しいコーヒーであった。
コーヒーを飲んだ後は散歩しながら帰る。
今日は日曜日と言うこともあり、閉まっているお店も多いが、その分のんびりとしている。
エチオピアはアフリカの中でも初期にキリスト教を受け入れた国で6割がキリスト教徒。
女性の伝統衣装は白を基調とした服で、結構な人が着ていたりする。
コーヒー屋で話したおじさん曰く、休日は着る人が増えるらしい。
そして、街では大麻が横行しているのか、歩いていると日本語で「いい大麻あるよ」と言われたりもする。
そして、アディスアベバでは路上で子供がよく働いていたりする。
日本では見ない光景でだが、家計を少しでも助けるためだろうか。
この子達は体重計を路上に置いて、稼いでいる。
1回で1ブル(4円)で体重が測れる。
エジプトで1キロ太った。
この子達以外にも飲み物やお菓子を売っている子供たちがいたりする。
どれだけ日本が恵まれた国か実感する。
スプライトと書いてあるみたい。
さすがに夜出歩くのは怖かったので夕方宿に戻ると、路上ではこれから飲みに行くのか、若者が楽しそうに歩いていた。
そんな人たちを横目に明日は早朝4時にお迎えなので、早めに寝る。
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