アルバニア、クセまみれの国かも
この時期の悩みは、宿のシャワー。
アルバニアもホットシャワーが普通に出るんですが、シャワーを浴びた後が凄まじく寒いんです。
夜の気温は3度前後で推移しており、せっかく温まった体も一瞬にして冷える。
1人で飛び跳ねて体を拭いている光景。側から見たら相当キモいはず…
12月2日 ベラト
〜前回までのあらすじ〜
あらかじめ購入しておいた、アテネからアルバニアのジロカストラ行きの夜行バスに乗るはずが、
「雨でジロカストラ近くの川が氾濫してしまって、バスは明日に延期になったの」と。
アルバニアに行く唯一の目的が、ジロカストラだったので、どうしても行きたい。
アテネもう1泊し、明日のバスを待ってもよかったが、明日も運行するかは微妙。
プラス5ユーロで、ジロカストラから北に4時間行ったところの首都ティラナに行くバスがあるということで、急遽ティラナを目指す。
ただ、クレジットカードが読み取らなくて、5ユーロいらないと言われたのが救い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
20時20分に発車した50人乗りの大型バスは、満員。
周りを見渡すと、どうやら大半がアルバニア人。
ギリシャに出稼ぎにきている人や、親戚に会いに来ている人が多いみたいだ。
23時に1回目の休憩で起こされる。
どうやら盗難防止のために全員外に出し鍵をかけるみたいで、強制的に降ろされる。
なかなか立派な休憩所。
レストランや売店があり、少し高め。
外は極寒。
アテネからジロカストラ行きは、20時発で5時30分着。
ジロカストラからティラナは北に4時間だから、単純計算で9時30分着かな。
でも、氾濫した道を避けないといけないから、遠回りになりそうだな。
アルバニアの方が1時間遅い。
だから、乗っている時間は1時間長くなる。
9時30分に着いたとしても、約14時間の移動か。
先が思いやられる。
朝の5時に国境着。
ギリシャ側の国境は全員降りてパスポートチェック。
シェンゲン(あらゆる180日の期間内で最大90日のビザなし滞在可)の関係でじっくり確認されたが、結局70日ぐらいで出ることができた。
最初のヨーロッパはバルセロナの9月15日。
すごい昔みたいだけど。
アルバニア側の国境は、審査官がパスポートを回収に来たので、バス内で待機。
非常に楽。
その後、7時にも朝休憩があり、起こされるので少々疲れた。
10時にバスはティラナから南に80キロほどところで止まった。
聞くと、ティラナに行く人はここで9人乗りのバンに乗り換えるみたい。
このバス、ティラナ行きじゃなかったんだ。と思いながら、乗り換え。
その9人乗りのバンに乗る人…15人。
クレイジーすぎる…。
おじいちゃん、おばあちゃん、女性を優先的に座らせ、男は立たされる。
あと何分乗るの?と聞いたら、1時間だよと…
仲良くなったアルバニア人が抗議してくれたおかげで、応援のバンが来た。
最初から2台用意して…
2台に分乗してから45分ほどで首都ティラナに到着。
時計を見ると、11時20分だった。
20時20分に発車して11時20分着。
時差で1時間戻っているから、乗車時間は16時間…
さすがに疲れた。
降りたところの近くにあった、ATMでお金をおろし、カフェでひとまずWIFIを拾い、作戦決め。
の前に、朝昼飯。
コーヒーとクロワッサンで160レク(160円)
1レク=約1円で非常に計算が楽。
しかも物価がだいぶ安くなって来た。
ひとまず出した結論が、
①ティラナには滞在しない
②バスターミナルに行ってジロカストラ行きが本当に行けないか再度確認する。
③もしジロカストラ行きがなかったら、その場で都合のいいバスに乗りその街に行く。
の3つ。
首都ティラナはあまり面白くなさそうだったので、ひとまずアルバニアの田舎に行きたい。
そうと決まれば、バスターミナルまで歩く。
アルバニア国旗かっこよすぎ。
赤地に黒い鷲とか中二病をくすぐるデザイン。
悪の組織の旗みたい。
そんな悪の組織の旗マークがあるこちらのラウンドアバウトの南側に、バスターミナルがあるらしい。
行って見ると、普通の空き地にバンやマイクロバスが多数止まっていて、アルバニア各地に向かうことができるみたい。
バンから降りる人を狙うタクシー運転手でどうしようもない状況になっている。
アジアの喧騒を想起させる。
しかも空き地は雨で多少ぬかるんでいる。
ミャンマー・ヤンゴンのバスターミナルの泥沼を踏んでしまい、すごい機嫌が悪くなったあの日を思い出す。気をつけよう。
まず、バンの運転手らしき人にジロカストラ行きはあるか聞いて見ると、やはり同じような答えが。
まだ氾濫した場所は通行止めみたい。
どうしようかな〜と思っていると、横から「ベラト〜ベラト〜」と呼びかけしている運転手発見。
ベラトはアテネにいるとき少し調べていた街。
ジロカストラとともに、共同で世界遺産に登録されている街並みが綺麗らしいが、写真を見て「行きたい場所」から外していた。
でも、他に行きたい場所がないし、ベラトに行くことに。
首都ティラナ1時間でグッバイ。
マイクロバスは、満員になりかけていて、グットタイミング。
時刻表はないらしく、人が集まったら発車するシステム。
乗り降りも自由で、バスというより、乗り合いタクシー。
400レク(400円)を払い、発車。
外を眺めていると、かなり殺風景。
年季の入った集合住宅が多い。
ヨーロッパ最貧国と言われる理由が伝わってくる。
2時間ほどでベラトに到着。
ガソリンスタンドの裏側の空き地がバスターミナルになっている。
ここで路線バスに乗り換えて、ベラトの歴史地区の方へ。30レク(30円)
宿を探して歩いていると、道を歩いていたおじいちゃんが民宿を営んでいるらしい。
部屋を見せてもらうと、なかなか素敵。
ドミトリーで4つのシングルベットがある部屋に泊まることに
1泊1000レク(1000円)
ウェルカムコーヒー。
ターキッシュコーヒーを流しこむ。温まる。
すごく、落ち着く家。
3部屋8ベッドあるが、滞在している人がいない。
1人で使えるのは快適。
玄関を出ると、このような綺麗な景色が広がっている。
目的なくベラトに来たけど、すごく好きになりそう。
宿のおじいちゃん、おばあちゃんも優しく、本当にゆっくりできる。
12月はオフシーズンだけど、夏はまだ賑わいがあるみたい。
今日は疲れたので、宿でゆっくりさせてもらうことに。
パソコン広げてブログ書いていると、膝に乗ってくる猫。
パソコン作業を一旦中断し、猫と遊ぶ。
非常に仕草がとても可愛い。
猫より犬の方が好きだが、猫も可愛い。
かれこれ1時間ぐらい膝の上にいる。
猫が膝でうとうとし出したので、隙を見計らってレストランへ。
ティラナビール。100レク(100円)
すごいしょっぱい。
ミートボールがあったので、頼むと出て来たのがこれ。
想像と違うが非常に美味しく、ビールが進む。
ガーリックパン。
そして肉。
やばい。
めっちゃ美味しい。
ビールにミートボール、豚肉にガーリックトーストで600レク(600円)
うあああああ。
安い!!!!
めっちゃうまい。。。
アルバニアすでに好きになりそう。
宿に帰ってもう一泊する旨を伝えた。
明日はベラトの街並みをゆっくり見よう。
押してもらえるとランキングが上がります!
現在9位!
にほんブログ村