プチハプニングにも冷静に
暇があれば(いつも暇なんですが)、Youtubeで洋楽ヒットチャートの最新版をチェックしています。
今週の27位にマライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」があって、クリスマスがすぐそこまで来ているのを実感。
クリスマス→お正月 ナイスコンボ。
11月30日 アテネ
明日から師走のアテネはそれほど寒くない。
朝晩は冷えるけど、日中はコート着て歩くと汗ばむぐらい。
昨日、12/1のバスチケットを取ったので、今日は一日宿でゆっくりすることに。
この宿本当に心地いい。
コーヒー無料のせいで、ここぞとばかりに何杯も飲んでしまう。
コーヒーを飲みながら、南米の犯罪事例集を調べたり、パタゴニアの物価を調べたり、
あとは、アルバニアのあとどんなルートにするかを決めたり。
朝10時から夕方5時まで7時間パソコンを見る。
夕方、ちょっと頭痛がしたので、隣のスーパーで百薬の長を購入。
麦酒とポテトチップス。
この2つを摂取するも、頭痛が治らない。
ほろ酔いながら、昨日行った丘で気分転換をすることに。
ここら辺は治安のいいエリアだと思うけど、少し警戒。
昨晩、スリ集団に地下鉄で囲まれた一件もあるし。
足元に注意を払いながら、丘にやってきた。
非常に夜風が気持ちいい。
パルテノン神殿もこのようにライトアップされ、アテネの街を見守っている。
聞くところによると、パルテノン神殿の周りにはWIFIが飛んでいるらしい。
ザ・観光地。
丘のデコボコした岩に腰をおろし、イヤホンをつけ歌を聞いた。
♪ A Sky Full Of Stars Coldplay
※ 星も、ティアマト彗星も見えません。
南米のルートのことで頭がいっぱいになっていたが、少しリラックス。
なんだかんだで1時間ぐらいぼーっとしてから、尿意を催したので宿へ(ビールのせい)
頭痛も治った!と思ってもう3時間パソコン触っていると、再び頭痛。
この旅初めての体調不良がパソコン10時間見ていたからとかダセェ。
すぐにベッドに入り、寝る。
12月1日 アテネ
10時間寝たら、すっかり頭痛も治った。
南米への飛行機チケットなどは後日取ることにする。
値段を注視して一番安いタイミングを見計らって取る。
隣のスーパーで、食パンとハムを買ってきて朝ごはん。
エルミス見ないで…あげたいけど、胃の調子が悪いらしいのであげない。
甘えるエルミス。
非常に可愛い犬。
世界一周カテゴリーの他に犬・猫カテゴリーも入ろうかな。
玄関でオーナーの帰宅を待つエルミス。
様々なことに腰の重いエルミス。唯一、誰かがご飯を食べようとするとすぐ寄ってくる。
今日の夜20時にアルバニア南部、ジロカストラという街に向かう。
それまで、ラスト・アテネを楽しもう。
宿を出て、パルテノン神殿の方へ歩く。
パルテノン神殿の周りには、共通チケット(30ユーロ)がないと中に入れない遺跡があるが、意外に外からも見える。
これもその一つ。
ヘロディス・アッティコス音楽堂。
161年に建てられたこの音楽堂は5000人収容。
白大理石で造られた32列の観客席を外から覗く。
昔は屋根があり、高級なレバノン杉が使われていた見たい。
2000年前から音楽の演奏会が行われていた。古代ギリシア人は成熟した文化をもっていたんだなぁ。
パルテノン神殿を左に見ながら歩いて行くと、ゼウス神殿が見えてくる。
こちらも共通チケット、または6ユーロが必要だが、外から見えちゃう。
だから覗いちゃう。
ゼウスはオリュンポス12神の最高神でかなり有名。
この神殿は、紀元前6世紀から建設が始まったが、巨大な神殿を完成させることができなかった。
ギリシャといえば、オリンピアで4年に一度行われていたオリュンピア祭典競技。
古代オリンピックが有名。
2004年にオリンピックを開催したアテネは、1896年にもオリンピックを開催している。
これは第1回近代オリンピック。
そのスタジアムが、パナシナイコスタジアム。
総大理石造りのスタンドが綺麗。
お金を払えば、スタンドに入ることができる。
紀元前329年に建設され、何度か修復を経て今にその姿を残す。
2020年の東京オリンピック、つい最近まであと7年って言っていたのに、気がつけば3年を切ってますね…
あと1ヶ月で今年終わるとかすげぇ早い。
そのあと、一昨日も行ったシンタグマ広場に向かう。
公園では美味しそうなミカン。
果物の中だとミカンが一番好き。
非常に綺麗。
アテネ国立庭園を通って広場へ。
誰かの像。
ギリシャ語が可愛い。
ギリシャに来ても懲りない偏食ぶり。
多分ギリシャで最後。
お腹を満たした後は、シンタグマ広場に面して建っている国会議事堂(旧王宮)へ。
ここでは毎正時、衛兵の交代式が見られるらしい。
2人の衛兵は無名戦士の墓の前に立ち、鋭い眼差しであたりを見渡している。
ピクリとも動かないのはやはりすごい。
スカートのような制服がとても印象的。
毎正時のはずが、15分遅れで交代式開始。
今まで見てきたどこの交代式よりも長く、見応えのある感じ。
歩き方も独特な感じ。
足裏をわざと擦り、キュキュという音を立てる。
掛け声や動きに一寸の狂いがない。
非常に勇ましく、かっこよかった。
その後は、アテネで一番の繁華街を歩いて宿へ。
途中にあった教会。
国が変わると、建築様式もガラリと変わる。
レンガ造りの小さな教会。
宿の近くまできたところで、日の入りの時間になった。
落ちて行く太陽が、遺跡をオレンジ色に染める。
厚く覆った雲が染まって、幻想的、いやむしろ恐怖を感じるような色に変わった。
アテネとことん綺麗だったなぁ。
宿でビールを飲み、出発の時間を待つ。
可愛いエルミスともお別れ。
バルセロナのルフォやラオス・バンビエンの太郎と花子のように世界各地に会いたい犬がいっぱいいる。
宿を19時に出発し、地下鉄移動。
19時30分にバス会社に到着し、ジロカストラ行きのバスを確認すると…
「雨でジロカストラの近くの川が氾濫して、バスは明日に延期になったよ!!」
「ふぁあ???」
まじか…
振替や返金を求める人で混み合うカウンター。
幸いここはWIFIがあったので、繋いで最善策を模索する。
大人しく明日乗る選択肢もあるが、明日になったらジロカストラに行けるのだろうか。
天気予報は曇り。
でも、アルバニアの目的はジロカストラに行くことだったので、ジロカストラに行きたい。
受付のおばちゃんとも話し、ここにいても仕方ないので、プラス5ユーロ払いアルバニアの首都ティラナへ向かうことにした。
ティラナはジロカストラから車で4時間北に行ったところ。
到着してから色々考えよう。
宿の予約は返金されるのか心配しつつ、20時20分ティラナ行きに乗る。
最初、5ユーロ追加と言われたが、クレジットカード読み込まないので、5ユーロいらない!と言われたのが唯一の救い。
バンコクで買った車酔い止め(強烈な睡眠作用があるので睡眠薬と呼んでいる)を飲んで就寝。
まぁなんとかなるやろ…
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