Think rich,look poor

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世界一周記  出発は2017年5月

南部エチオピアで伝統を守り続ける少数民族

 

 

昨日、エチオピア航空の飛行機が、首都アディスアベバの空港から離陸直後墜落したというニュースを見ました。

 

 

エチオピア航空といえば2ヶ月前、エジプトのカイロからアディスアベバまで搭乗した航空会社。

 

 

この飛行機が黒人さんだらけで、いよいよブラックアフリカを旅するなぁ〜と感慨にふけていたこともあり、とても印象に残っている航空会社でした。

 

 

 

ご冥福をお祈り致します。

 

 

 

 

 

 

 

1/31  エチオピア・カイアファール〜ジンカ

 

 

昨日、アルバミンチから5時間30分かけて、カイアファールという街に移動した。

 

 地理的にはこんなところ。

 

 

 

 

エチオピアの南部に位置し、限りなく村に近い街かな。

 

 

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メインストリート沿いの宿で一泊して、朝シャワー。

水シャワーしか出ないため、めちゃめちゃ冷たい。

 

南部エチオピア、マジでホットシャワーない。

 

 

 

 

 

ところで、エチオピアは80もの異なった民族集団が存在する多民族国家

 

特に南部エチオピアのオモ川流域には、個性的な少数民族が今も伝統を守りながら生活しているという。

 

その中で、唇にお皿をはめたムルシ族と独自のヘアスタイルのバンナ族に会いに行くことに!!

 

 

 

本来は、女性器割礼のダサネチ族や、顔にペインティングするアリ族にも会いに行きたかったが、時間の都合上断念。

 

 

そして、本日木曜日はカイアファールで週に一度のマーケット開催日!

このマーケットにはバンナ族も物を売買しに来るらしい。

 

 

 

朝早く起きたが、マーケットは朝10時過ぎからとのことで、宿前でコーヒーを飲みながらまったり過ごす。

 

 

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これは、エチオピアのコーヒーセレモニー用の道具。

エチオピアの伝統習慣で、日本の茶道のようにコーヒーを飲むという行為に精神的な要素や教養を含む文化的習慣。

 

 

コーヒーを提供するお店にはだいたい置いてあったりする。

 

 

エチオピアでは、結婚前の女性が身につけるべき作法の一つとされているらしく、冠婚葬祭や大切な客をもてなす際に行われるみたい。

 

 

 

 

 

お店前は、コーヒーやティーを飲んだりするお客さんでいっぱい。

警察官もコーヒー飲みながらボードゲームで遊んでおり、日本なら1発で首になりそうなシチュエーションもウケる。

 

 

 

そして、なぜかエチオピアにマサイ族2人組がいてびっくり。

足がめちゃめちゃ長い。

 


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写真にはマサイ族は写っていませんが、マジで足長い。

顔がキリッとしていて男前。

 

 

 

 

そして、たまたま会ったイタリア人のイラリオが面白い旅をしていた。

 

彼は、ベスパというイタリアのメーカーが製造するオートバイで世界一周をしているらしい。

ほとんどテント泊で過ごし、50年モノのベスパで旅をしているという。

 


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イラリオからもらった名刺。

ちなみにアフリカのルートは、モロッコから南アまで南下した後、南アからエジプトまで北上するルート。

 


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世界にはとんでもない旅している人もいるもんすね。

 


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10時にチェックアウトして、マーケットに行く。

マーケットは街の大きな空き地を利用して行われているみたいで、今は準備中みたい。

 


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周辺の村から運んできた野菜や、果物などを地面に並べている。

麻袋には、たくさんの売り物が入っていて、どのくらい遠くの村から来たかは分からないが、運ぶだけでもかなり重労働なのがわかる。

 


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そして、早速会いたかったバンナ族を発見。

前回のブログにも書いたが、写真撮影にだいたい1人5ブル(20円)の謝礼が必要。

 

下の写真みたいに2人写真を撮ったら10ブルといった感じだ。

 


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バンナ族の女性は赤土を髪に塗り込み、クルクル頭にしていて、ヘルメットを持っている。

そして、獣の革にビーズや貝殻を使った装飾品を肩からかけている。

 


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男性の方はというと、短いスカートに枕椅子を持っているのが特徴。

 


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一番右の男性が持っているのが、枕椅子。

枕にもできるし、座ることもできる。

 

ちなみに、お土産としても売っています。

 

 

 

 

 

 

と、ここまで読まれて何か違和感は感じましたでしょうか??

なんか、人間動物園感がすごくないか??と。

 

現代においても原始的な生活を営んでいる人を見てみたいと思う日本人が、お金を払って民族の写真を撮る。

 

その時点で、何か対等ではないような感じが自分の心に刺さります。

 

 

 

ここで、写真を撮るのを中断しました。

 

 

 

写真を撮っていない間もひっきりなしにバンナ族は声をかけて来ます。

 

 

 

写真を撮ってと。

 

 

 

写真を撮ってもらうことがお金になることを知っているからです。

たった、5ブルでも彼らにとっては貴重なお金。

 

ここに来たこと自体後悔するような、そんな複雑な気持ちに苛まれます。

 

 

 

 

 

しばらくすると、やって来たのは中年の白人グループ。

ツアーで来ているみたいで、マーケットに入るやいなや、たくさん写真を撮るのでたちまち人気者に。

 

白人がカメラを向ける先で入れ替わり立ち代わりポーズを決めるバンナ族。

 

 

 

見たかったのはこういう光景ではなく、彼らの本当の生活。

でも、彼らの本当の生活を破壊しているのは我々旅行者の方。

 

よくよく写真を見返すと、バンナ族で写真を撮られている時に笑っている人は一人もいません。

 

 

 

 

 

しかし、写真を撮られることで得る収入が彼らの生活を支えていることもまた事実。

非常に迷いましたが、彼らが写真を撮ってと言っている限りは撮らせてもらい、お金を払うことにしました。

 

(余談ですが、アフリカ縦断が終わりそうな今もこの出来事は何が正解なのか分かりません)

 

彼らを見に行くことや写真を撮るのはやめましょう!というのも違う感じがするし、写真を撮るのを推奨するのもなにか違うような気がする。

 


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話が大きくそれてしまいました。

マーケットの方は昼になるに連れて活気が増していきます。

 

週に1度ということもあり、1週間分の食料や物資を買っている人もちらほら。

 

 

 

マーケットには、お土産コーナーや衣類コーナーもある。

お土産コーナーでブレスレット購入。

 


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かなり気温が上がって来たこともあり、一旦マーケットを後にしてお昼ご飯へ。

 

 

飯屋では現地の男性グループが、生肉を頬張っていた。

一口食べさせてもらうと、めちゃめちゃまずい…

 


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そして、一緒に食べたインジェラも相変わらずまずい…

 

てか、生肉お腹壊しそう。

 

 

 

 

エチオピアで一番美味しい料理は、このビスケットかもしれない。

 


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昼飯でビスケットを食べた後は、街の外れで行われているアニマルマーケットへ!

 

こちらも週に一度。

 


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街の北側の景色のいい場所で行われている。

 

中は、牛やヤギが売買されていた。

 


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ところどころで、お金のやり取りも行われていて、活発な取引になっている見たい。

 


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買われたヤギは、ヒモに縛られてどこかに連れて行かれていた。

ヤギを屠殺して、食べるのかな。

 


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まぁまぁ衝撃的だったアニマルマーケットもほどほどに、宿に戻りティータイム。

 


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ティーは砂糖たっぷりでめちゃめちゃ甘い。

蜂が邪魔して来たりもする。

 


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夕方になり、もう一度マーケットを覗いてみる。

まだ、マーケットは賑わいを見せていた。

 


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途中、お土産屋でいい感じの置物があったので、購入。

日本の家に飾ろう。

 

 

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ちなみに上の写真の奥に写っている子供、お母さんがマーケットで商売をしているのか、マーケット内をずっとウロウロしている。

 

服はボロボロでお尻が丸見え、地面がめちゃめちゃ暑いのに靴は履いていなかった。

 

足が暑いのか、自分の影を踏むように歩き、付いてくるようになった。

 

 

 

 

マーケットを一通り回ったところで、宿に戻る。

迷子になるからマーケットにいるように言ったが、子供も一緒について来た。

 


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普段はお金や食べ物を上げることはしないが、売店で売っていたビスケットを買って渡した。

 

すると、自分と同じく、マーケットをウロウロしている他の子供達にもビスケットを分けていた。

 

貧しくても心は豊かだ。

 


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一番左の男の子。

少しは見習わないと。

 


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夕方になり、ここにカイアファールにもう一泊するか、ここから西に車で1時間ほどのジンカという街に移動か迷ったが、ジンカに行くことに。

 

早速バスターミナルに行ってみると、マーケットの終了時間と被ったみたいで、乗車率が100パーセントを超える感じ。

 


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途中、音楽をガンガンにかけて並列走行するエチオピア版暴走族がいたりしてナイス。

しかもなぜか風船を手に持っていて、ますますナイス。

 

 

 

ギリギリ日が沈む前に到着し、目星をつけていたGOHホテルにいくが、大幅に値上がりしていたので、違うホテルを探す。

 


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HAYATホテルというのが安かったので、ここに決める。

 


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そしてジンカに来た一番の目的、ムルシ族の村に行くために、声をかけて来たガイドと値段交渉。

 

1人50ドル(5,550円)+入村料+国立公園入場料で決着。

 

これは次回のブログで書きますが、ムルシ族の村に行くのはめちゃめちゃ金かかる。

 

 

 

金を払って、明日来ないのが一番嫌なので、前金は1円も入れない条件で契約。

明朝7時30分に宿前で会う約束にして、別れる。

 


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色々盛りだくさんだった一日の締めはインジェラ

エチオピアでだいぶ痩せたような気がする。

 

 

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