Think rich,look poor

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世界一周記  出発は2017年5月

エチオピアからケニア、過酷な国境越え

 

 

2月2日 エチオピア・コンソ〜モヤレ〜ケニア・マルサビット

 

前日はムルシ族の村を訪れた後、休むことなくエチオピアのコンソという街まで来た。

 

というのも、アフリカ縦断プランがすでに後ろ倒しになりつつあり、

ここから急いで先に進まなければならないからである。

 

 

 

コンソでは1泊だけして、そのままケニアの首都ナイロビまで行く予定。

 

いよいよアフリカの中でも特に凶悪都市として名高いナイロビに行くということで

、改めて気を引き締め直す。

 

 

ケニアのナイロビまで行くには、今いるコンソから国境の街モヤレまで行き、

そこでバスを乗り換えて首都ナイロビに行くのが一般的。

 

コンソからモヤレは5時間ほど。

モヤレからナイロビまでは14時間ほどらしい。

   

 

 

 

今泊まっているコンソの宿の目の前がバスターミナル(野原)になっており、

できれば、前日に国境の街モヤレ行きのチケットを取りたかったが、

当日でも余裕という情報を聞き、チケットは取らなかった。

 

 

 

この日は朝3時30分起床。

もちろんまだ真っ暗で、空を見上げると星空が綺麗に見える。

 

4時にバスターミナルに行くと、3台のバスが泊まっており、

それぞれが猛烈な客引きをして来たが、一番料金がお安かったバスに決め、

荷物を預ける。

 

出発は5時という情報だったが、6時らしく

2時間ほどバスの車内で待機。

 

 

 

ちなみに、諦めの悪い他のバスの客引きは

 

「このバスはモヤレには行かないんだ!!」などと行ってくるが、

これは嘘なので、注意が必要。

 

 

 

バスは、予告通り朝6時に出発した。

 

1時間ほど走ったところで朝ごはん休憩。

 外はすっかり明るくなっていた。

 

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こんな感じのバス。

エチオピアのバスは、乗り心地こそ悪いもの、

今振り返ると味があってかっこいい。

 

荷物は、屋根に乗せて紐でくくりつけておくのだが、

途中で落ちてしまわないかいつも心配になる。


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朝ごはん休憩が終わった後は、順調に国境の街モヤレを目指す。

 

ちなみに、モヤレという街もナイロビと同様に一癖ある街らしく、

巷では、危険な国境越え。過酷な国境越えと囁かれている。

 

つい最近も韓国人観光客が襲撃されたらしく、地球の歩き方からも記述が消された

国境越えらしいので、モヤレでも細心の注意が必要だろう。

 


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途中道すがらには、高さが2メートルほどある蟻塚があったりしてびっくり。

また、野生と思しきラクダがいたりしてなかなか面白い。

 

 

以前は、コンソ〜モヤレ間の道は非常に悪く、

それが「過酷な国境越え」と言われた一因だったようだが、

今は道が整備されていて、快適。

 

 

途中、何回か停車した街では、サトウキビを売っている人が乗り込んでくるが、

5人中5人がサトウキビを売っていてナイス。

 

みんなが違うものを売れば、みんなハッピーになるはずなのに...


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そんなこんなで、あっという間に国境モヤレに到着。

 

時計を見ると11時だ。

 

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モヤレのバスターミナルから国境までは1キロ。

バックパックを背負って歩くことに。

 

 

国境を超えたのち、ナイロビ行きのバスは16時が最終と聞いている。

 

14時台にもバスはあるらしいが、これに乗ってしまうと

凶悪都市ナイロビに早朝4時に着いてしまうことになり、危険。

 

まずはここで昼ごはんを食べ、国境を超えたり、両替をしたりして適度に時間を潰すことにする。

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上の写真ではわかりづらいが、下り坂になっている一本道の奥に見えるのが国境のゲート。

 

今いるのはエチオピアで、奥はケニア

 

 

 

街は、想像以上に活気がある。

街の真ん中のマーケットは、人もかなり多いが、

かなり治安の悪さを感じる。


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適当に良さげなレストランに飛び込み、

インジェラ以外の料理を注文しようと、パスタを頼んだが、

 

まさかのインジェラ+パスタが来てしまった。

 

エチオピア最後のインジェラも相変わらずまずかった。

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もう一つ、特徴的なのは街にいるイスラム教徒の多さ。

 

理由はわからないが、ケニアエチオピアの文化の交差点らしく、今までの街とは違った雰囲気を感じることができる。


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エチオピアを出国する前の最後のコーヒー。

 

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路上コーヒー屋で2杯。

1杯10円以下でこの美味しさはすごい。

 

ただ、ティーを頼むと蜂がめちゃめちゃ来るので注意が必要。

 

 

この後、ビールを飲んだりして、

14時頃に国境に到着。

 

ナイロビまではここから750キロ

 

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THANKS&VISIT AGAIN

 

今まで行った国の中でもかなりの歯ごたえのある国。

 

エチオピアに行った人は、皆二度と行かないと口を揃えるが、

なんだかんだ印象に残っているのもエチオピア


また、いつか帰って来るかも...

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危険と言われていたモヤレの国境越えだったが、特に危険に遭遇することもなく、

無事にエチオピアを出国できた。


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そのまま歩いてケニアの入国手続きへ。

 

歩いて、国境越え。

日本人では滅多に味わえない経験。


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ケニアもアライバルビザが取れる。

50米ドル。

 

ビザの手続きにやや時間はかかったのものの、無事にケニア入国。

アフリカ縦断3カ国目。

 

そのまま、ATMへ行き、

ケニアシリングを引き出す。

 

1ケニアシリング=1.05円 計算がめちゃめちゃしやすい。

 

 

そして、何社かあるバス会社の中でも目星をつけていたバス会社のオフィス(小屋)に行き、16時発のナイロビ行きのチケットを購入。

 

購入。。

 

あれっ?

 

16時発のナイロビ行きがない...

 

えっ?

 

2週間前にここを通った人の情報によると確かに

16時発の夜行バスに乗っていた。。

 

しかし、確認するとつい数日前に時刻表が変更になったらしく、

14時台のバスが最終になっているらしい。


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まじか...

 

どのバス会社に聞いても同じ返答しか帰ってこない...

 

 

この街に一泊してもよかったが、日程が押し気味なこともあり、

少しでもナイロビに近い街まで移動をしておきたい。

 

迷った末に、アフリカでおなじみのミニバンタイプのバス(満員になるまで出発しないので、冷房が着いてない熱々の車で3時間待つ可能性あり)に乗って、

ケニア中部の街マルサビットまで行くことに。


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こんな感じ。

 

モヤレ→マルサビット1000シリング(1,005円)

 

車で待つと熱中症になりそうなぐらい暑いので、車の外で待っていると、

まぁまぁヤバメのおじいさんがタバコを要求して来たりしたが、

なんとか振り切る。

 

そうこうしているうちに30分ほどで満員になり、出発。

16時30分

 

まぁまぁ早い方。


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途中、何人も降りたり、乗ったりするせいでなかなか進まないが、

エチオピアに比べて、かなり道が整備されているため、

スピードもよく出る。

 

途中、30分に一回ほどセキュリティがあって、その都度警官にパスポートを見せる。

 

というもの、2週間前の1/15にケニアの首都ナイロビで爆破テロがあったが、

その実行犯はソマリアを拠点とするテロ組織だったらしい。

 

ソマリアケニアの北東に位置する国なので、

北の国境からやって来る、このようなミニバンは特に怪しまれている。

 

幸い、日本人は今まで築き上げてきた信頼のおかげで

パスポートさえ見せれば何もおきないが、

少しでも訝しまれる行動は慎んだ方がいいだろう。

 

 

 

そんなこんなでマルサビットには20時20分に到着。

街は真っ暗になっていた。

 

歩いて宿を探すのが怖かったので、運転手にお願いして宿探しを手伝ってもらった。

 

予算を伝えると、宿前まで車で連れて行ってくれて、空室まで確認してくれた。

 

エチオピア人ならここでチップを請求するところだが、

追加で明日のナイロビ行きのバスチケット売り場まで教えてくれた。

そんな運転手の彼は、何も言わずに華麗に立ち去って行った。

 

 

 

肝心の宿だが、街は今停電中らしい。

だから街灯も明かりがなく真っ暗だったのかと納得。

 

電気がないので水シャワーで、部屋も真っ暗。


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宿のオーナーにろうそくをつけてもらい、なんとかこのレベル。

 

WIFIルーターの電源が切れているので繋がらない。

 

することもないので、寝ようかと思っていたら、停電が直った。


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普通に暮らしていて、停電することなんて滅多にない日本人。

 

改めて電気のありがたみを知る。

 

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