25時間のフェリー移動も睡眠薬さえあればへっちゃら
標高3400メートルのところにウユニ塩湖はあるんですけど、幸い高山病にもならず、ピンピンしております。
高山病は最悪の場合、死に至る怖い病気ですので、十分注意が必要。
特に短期旅行者など、日程に余裕がなくツアーを入れまくったりすると疲れから高山病になったりしますのでマジで気をつけてください。
これから卒業旅行のシーズンなんで久々の注意喚起でした…
1月15日 コジャイケ
えーっと、ブログを書いているのは1月26日。現在地はボリビアのウユニ。
ここは1月15日チリのコジャイケ。
コジャイケからウユニまで3648キロ。
て、普通に北海道から沖縄の直線距離より長いですね。
1/15からハイペースで移動しすぎて、様々な出来事が混乱していますが、思い出して書いていきます。
この日は、コジャイケからチロエ島というところへの移動日。
チロエ島は南米で5番目に大きな島で海鮮物が有名らしい。
パタゴニアの物価の高さに恐れおののき、ビスケットしか食べてこなかった日々に終止符を打ち、海鮮物をたくさん食べようという計画。
ロスアンティグオスからコジャイケまでずっと一緒に移動&部屋が同じだったダニエルとリサカップルにお別れ。
勤勉で優秀のダニエルと、優しくて少し厳しいリサ。
2人のおかげで中部パタゴニアがめちゃめちゃ楽しかった!!!
高校から付き合って6年、最高のカップルで羨ましくて唇をずっと噛んでました!!
ルートは違いますが、またどこかで!!!
1人旅もいいけど、2人旅もいいなぁ。気があう人なら。
今日から1人旅が再開。
楽なようで、ちょっと寂しかったりする。
9時30分に宿を出発し、バス会社へ。
チロエ島まではフェリーで28時間。
そのフェリーが今いるコジャイケではなく、プエルトチャカブコという街から出るので、移動しなければならない。
フェリーは14時出航で、その2時間前に着くようにと、チケットには書いてある。
プエルトチャカブコに直接向かうバスはないので、プエルトアイセンまで行ってそこで乗り換え。
コジャイケ→プエルトアイセン 2200ペソ(400円)
これは当日購入でも余裕。
コジャイケからプエルトアイセンまで65キロ。
プエルトアイセンからプエルトチャカブコまでは14キロの道のり。
すごく荒い運転でやや気持ち悪くなりながら、1時間でプエルトアイセンに到着。
ここからプエルトチャカブコまではミニバンに乗り換える。
ミニバンは、チリの有名スーパーUnimarcの入り口の手前の通りからたくさん出ているのでそちらへ。
プエルトアイセン→プエルトチャカブコ 500ペソ(90円)
20分ほどバンに揺られ、プエルトチャカブコに到着。
時刻は11時45分。
完璧。
フェリーへはこの看板が目印。
でもそこに行くと誰もいない…
2時間前には到着してね。と言われていたのにおかしいなぁと思っていると、作業員のおじさんが、ここで待ってればいいよと優しく教えてくれた。
絶対にフェリー会社の人じゃないけど、感謝。
当然wifiもない、コンテナでひたすら時間つぶし。
13時頃から人がパラパラ集まって来たが、肝心のフェリーが一向に見当たらない…
14時。やっとフェリーが到着。本当は出港時間。
ただ、今から清掃作業に入るらしい…
14時30分清掃中。
15時まだ清掃中。
15時20分乗船開始。チケット確認。
て、この過程で14時の2時間前から来る必要ありました????怒
しかも知っている地元の人はギリギリにやって来るし…
まぁそんなに怒っていないんですけどね。
3時間ぐらい待つのもなんとも思わなくなって来ました。
車もたくさん入る。
大きな荷物は下で預かってもらえるので楽。
中はこんな感じになっていて、28時間の移動もなんとか過ごせそう。
このほかにも食堂があって、ご飯を買うことができる。
16時20分。予定より2時間20分遅れで出港。
元々の到着予定は、18時だったのに、20時以降にずれ込みそう…
しかも、フェリーは遅れることの方が多いらしく、30時間は見ておいた方が良さそうだ。
フェリーは、ゆっくりと小さな島々の間を進んで行く。
波も穏やかであまり揺れない。
途中、何箇所か街によって、降りたり乗ったり。
色鮮やかな家が目立つ島があったりして。
食堂で持ち込んだカップラーメンを食べ、腹が満たされると、することがないので外を見るか寝るか。
ただ、バンコクで買った酔い止め(睡眠薬)のおかげでかなり眠れる。
結局移動の半分は寝ていたぐらい。
たまに外に出ると、タバコを吸っている人や、写真を撮っている人、黄昏ている人がいたりして。
人がとても多く、船内はとても賑わっている。
バスより圧倒的に安いので地元の人にも指示されているみたいだ。
4食持ち込んだカップヌードルはあっという間になくなってしまった。
日本のカップヌードルと違って、チキン味、チキンベジタブル味、ビーフ味、エビ味などがあり、なかなか面白い。
1月16日 フェリー内
結構倒れる椅子&タイの睡眠剤のおかげで11時間も寝れた…
タイで売っている酔い止めの睡眠作用が強すぎて睡眠薬と呼んでいるが、それマジで便利。
長距離の移動とかどうしても寝たい時とかに飲むと15分ぐらいで急に眠くなる。
今度2月にバンコク行ったら日本へのお土産にしよう…(誰もいらねぇ)
ちなみに、このブログを見て、薬を服用されても一切責任は負いません。
めっちゃ強い薬らしいです。
目が覚めて、たまにはカップヌードル以外のものをと、ピザを注文。
食堂のテレビを見ると、フランシスコ教皇がチリの首都サンティアゴに来ている関係で大騒ぎの様子が映し出されている…
そんなどうでもいいことを考えたり、外を見たり、寝たりしながら気がつけば夕方。
2日目の午後はフェリーが波でかなり揺れる…
幸い船酔いはしなかったが、なかなかきつかった。
そして、予想外のことが。
プエルトチャカブコからチロエ島まで28時間(よく遅れる)と聞いていたのに、17時30分にチロエ島に到着するとのアナウンスが!!
出発から25時間。
予定よりめちゃめちゃ早い。
2時間以上出発が遅れたのに。
チロエ島の玄関口、ケジョンに到着したのは17時50分。
ここは小さな港町といった様相だ。
↑乗って来たフェリー。
安く移動できるし、バスと違って動き回れるのでおすすめ。
今日はこれだけでは終わらない。
フェリーを降りて左に歩いたところのバスターミナルでカストロ行きを購入。
2500ペソ(454円)
チケットを買ってから出発までちょうど1時間あったので、ケジョンを散策。
潮の香り漂う港町。
ただ、何もなさすぎてビール休憩。
チリビールあんまり美味しくないとか言いつつ結構飲んでいる…
ビールを飲んでいるのを見て吠えてくる犬を見つつのんびり。
バスは19時30分に出発して、1時間45分でカストロ着。
今回も例に漏れず、Booking.comで予約はせず、突撃で宿探し。
あと30分で日がくれるので、早く探したいが、1軒目満室。
2軒目、3軒目15000ペソ(2,727円)
個室&朝食込みだが、やや予算オーバーなので、キープ。
4,5,6軒目がまさかの満室。
て、そんなことあります普通?
そうこうしているうちに日が暮れそう。
広場では夜遅くまで、歌っている。
スペインを含め、ここら辺の地域は我々と「夜」の時間の定義は異なるみたい。
バルセロナでも22時ぐらいから夜ご飯だったからなぁ。
6軒目は満室だったが、空いている宿を紹介してくれたのでそちらにチェックイン。
安い。しかも朝食込み。
宿の前にBooking,comの評価8.4て書いてあって、少し喜んだけど、よくよく考えれば、普通にBooking.com使って予約できたやん…
この街でパタゴニアの宿突撃システムともおさらば。
スマホもない時代に旅をしていた人に敬服。
今はなんでもできますからね。
宿は無料のコーヒーが飲める+スタッフ優しい=最高。
しかも、バーベキューに誘ってもらった。
豪快な笑い声がない響く中庭。
誰でもオープンで明るくて、陽気だけど繊細な優しさを持つ南米、控えめに言って最高。
バーベキューにはイタリア人がいた。
実は、サッカーイタリア代表もチリ代表もW杯予選で敗退して出られない。
なんで日本は出るのに、我々は出れないの!!!と言われたが、
うん、本当にそう思うと言っておいた。
コパアメリカ2016チャンピオンと、2006W杯王者が出れないとかすごすぎる。
なんか、チリとイタリアのみなさんすいません。
結局、ビール・ワイン などなど色々頂いたが、お代はタダ。
非常にありがたかった。
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