旅は出会いが面白い
昨晩、チリのアタカマからボリビアのウユニに到着しました。
また寒くなってしまいました。
寒い(イスタンブール)→暑い(ブエノスアイレス)→寒い(パタゴニア)→暑い(サンティアゴとアタカマ)→寒い(ウユニ)の連続で体がそろそろ壊れないか心配です。
ちなみに、ここは標高3700メートル。
夜レストランでビールを1杯だけ飲んでみましたが、高山病の症状は現れていないので一安心。
ビール飲めないのも死活問題ですからね…
1月14日 コジャイケ
チリでは宿にも色々な種類がある。
Hotel=ホテル
Residencial=ホテルよりやや安い
Hospedaje=一般民家の空き部屋に泊まる
Cabanas=一軒家を丸々借りる
コジャイケの宿はHospedaje
チレチコも、トランキーロもHospedajeに泊まった。
今回の宿は特にお気に入り。
優しいヨランダおばあちゃんがいろんなものを出してくれる。
特にこの時期は庭になる甘くて美味しいさくらんぼを。
人があったかい。
そもそも、コジャイケの街自体お気に入り。
大自然に囲まれた街はのんびりとした雰囲気に満ちていて、心が浄化されて行くような、そんな気持ちになる。
遠くを見ると、雪が少し残った山が見える。
冬の厳しい寒さを乗り越えた街は、冬に溜まった閉鎖感を吐き出すように開放的。
街の至る所から賑やかな声が聞こえ、街の雰囲気がパッと明るくなっている。
明日の移動に備え、今日は一日のんびり。
朝ゆっくり起きて、散歩&スーパーに買い出し。
街の中心部にはUnimarcというチリでは有名な大きなスーパーがあって、品揃え抜群。
Unimarcのプライベートブランドが安く売られていたりして、本当に助かる。
街に一つしかない巨大スーパーだからとても人で溢れかえっている。
ここで、ビールとかを買って宿へ。
ヨランダおばあちゃんが出してくれるさくらんぼとポップコーン。
特にさくらんぼは本当に甘い。
庭に成る大量のさくらんぼ。
真っ赤なさくらんぼ、緑の葉、青い空が美しい。
今日は昼からビールを飲みながらブログを書く。
ここ最近移動続きだったからゆっくりできて最高。
そして、ありがたいことに昼ごはんまで頂いてしまった。
もう、「おもてなし」という言葉がこれほど似合う人がいないかもしれない。
ヨランダおばあちゃんはスペイン語しか話せないが、リサが通訳してくれるおかげでいろんな話を聞けたりして面白い。
そんなおばあちゃんから1通の手紙を見せてもらった。
差出人は日本人。日本から送られた手紙。
手紙は日本語が書かれていた。
読むと、2014年10月11月に泊まっていた人で、パタゴニア周遊中に腎臓に石ができて、ここに長期滞在していたらしい。
彼はお世話になったヨランダおばあちゃんへの感謝の気持ちを綴り、日本から手紙を送ったみたい。
翻訳アプリでスペイン語に翻訳してあげると、とても喜んでくれた。
この2枚の写真は娘さんのメールアドレスに送らせてもらった。
本当に喜んでくれているみたいでこっちも嬉しくなった。
ここが目印の宿で、奥に可愛らしい家が建っています。
一応住所も載せておきます。
Ignasio Serrano 37
そのあと、宿に泊まっていたイスラエル人2人とおしゃべりしたりして。
ちなみに、南米は退役したイスラエル人がたくさん旅行しています。
ちょっとだけマナーが悪かったりして評判が悪かったりするんですけど、基本的に僕が出会うイスラエル人はすごい人ばかり。
英語はペラペラだし、知見が深い。
話をしていると、いかに自分が平和ボケをしているかを気づかされる。
国を守り抜くことの難しさ、大変さが伝わってくる。
ちなみに2人は3年間軍で勤めた後、退役したが、自分たちは結構エリートだったんだよと笑う。
イスラエルでは女性にも兵役の義務があるが、後方支援に回ったりすることもでき、全国民が武器を持ってという訳ではないらしい。
複雑だが、日本に置き換えてみるとすごい環境だなぁと思う。
そんな話を聞いたりしていたらあっという間に18時。
もう一度街へ出て、散歩。
街の中心部には五角形の広場があり、その広場のベンチや芝生にはたくさんの人がいる。
綺麗に整備された広場が市民憩いの場になっているようだ。
もうこの街の雰囲気好きすぎる。
子供達が元気な街はそれだけでパッとは花が咲いたように明るい雰囲気。
宿に戻って、ダニエルとリサと最後の晩餐。
明日、フェリーでチロエ島に向かう。
旅は出会いだなとと気が付かされるここ最近。
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