Think rich,look poor

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世界一周記  出発は2017年5月

世界で最も美しいモスクヘ行ってみよう

 

今日はクリスマスですね。

街は、山下達郎のクリスマス・イブがガンガン流れているのでしょうか…

 

とても名曲だとは思うんですが、この曲の影響か日本ではクリスマスよりクリスマスイブの方が尊重されていますよね。

 

クリスマスは後夜祭的な雰囲気が漂っていて、ケーキの処分セールとかあって好きと言えば好きです。

そして明日からは正月モードに様変わり。

昨日までクリスマスの靴下お菓子があったコーナーに鏡餅が並んでいて面白いなぁ。

 

ああ。日本のクリスマス→お正月はナイスコンボすぎる…

 

 

 

 

 

 

12月20日 イスタンブール

 

朝起きると9時。

同じ部屋だった日本人のマサヤさん(高校の先生で旅の話やら学校での話が非常に面白い)が今朝チェックインしたらしく、少し話す。

 

 

が、会話が噛み合わない…あれ?

 

 

何故なんだろう〜と思っていると、その正体は時間のズレだった。

iPhoneの時間が1時間遅れている…

 

と言うことで10時に起床したみたいです。

 

iPhoneの時間のズレが非常に厄介で、たまに治ったり、またズレたりするので何が正しいか分からない。

 

 

 

アゴラゲストハウスは、事前の情報通り非常に快適で外出する気が無くなってしまうのが難点。

イスタンブールでしたいことは、

 

①イタリア・フィレンツェ以来の散髪

②南米は夏なので冬服を日本に送る。(ついでに家族にお土産)

 

23日までに着実に消化していこうと思っているが、腰が上がらない。

 

マサヤさんと話しているとあっという間に昼過ぎ。

雨も止んだみたいで、ブルーモスクの付近を散策してみる。

 

ブルーモスクとアヤソフィアがある、スルタン・アフメット地区はイスタンブール観光の目玉。

特にブルーモスクは無料で入ることができるのでぜひ入っておきたい。

 

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宿からブルーモスクの方向に歩き出すと、早速バザール発見。

 

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イスタンブール名物の絨毯やスパイス、宝飾品などがずらりと並んだバザールは、アグレッシブさが滲み出る客引きで溢れかえっている。

 

アジア人の若造がバザールに一歩足を踏み入れると、客引きの目が光る。

 

大きなネギを背負ったカモが来たぞぉぉぉぉーーーと言わんばかりに一斉に声をかけてくる。

 

こんにちは〜と声を掛けてくるのは可愛いが、ニーハオと声を掛けてくる客引きも多く、日本人と中国人、韓国人の顔の見分けが甘いなと言う印象。

 

客引きの王者インドでは、そんな間違えはほとんどない。

やはりあの国の客引きは別格にすごい(褒めてない)

 

ただ、客引きはしつこさはなく、非常に愉快なバザール。

 

 

バザールの裏手にはブルーモスクが聳え立つ。

 

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しばしば「世界で最も美しいモスク」と評されるブルーモスクは、正式名称をスルタンアフメト・モスクといい、アフメット1世が1609年から1616年まで7年の歳月を掛けて建てられた。

 

優美な6本のミナレット(塔)と直径27.5メートルの大ドームをもち、内部は数万枚のイズニク製青い装飾タイルやステンドグラスで彩られ、その美しさからブルーモスクと呼ばれている。

 

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6本のミナレットは、アフメット1世が「黄金(アルトゥン)のミナレットを」と指示したところ、設計者が「6本(アルトゥ)のミナレット」と聞き間違えたため、6本のミナレットになったらしい。

 

 

そんなニワカに信じがたい話を小耳に挟みながら、入り口の方へ。

実は、これだけ旅をしていて本格的なイスラム教圏は初めてで非常に興奮している。

 

ヨーロッパで教会をたくさん見て来たが非常に贅沢な話、そろそろ飽きが来ていたのでモスクが楽しみ。

 

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ブルーモスクは、観光客用の入り口と礼拝のために訪れた人用のエリアを明確に分けている。

観光客はミフラーブ(内部の壁にある窪みでメッカの方向を示すもの)の近くには立ち入ることができない。

それでも、圧巻の内部は素晴らしいの一言。

 

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もともと、モスクは礼拝を行う場所であって、崇拝の対処物などは一切ない。

これはイスラームの教義に従ったもので、神や天使、預言者・聖者の像がないのがキリスト教との大きな違いでもある。

 

装飾はもっぱら幾何学模様だけであり、麺とチャーシューのみで勝負するラーメン屋のような素朴さと気概を感じる。(?)

 

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外観はいつ見ても優美。

シンメトリーが美しいと感じるのは世界共通のようで、外国人の富士山人気を見ると特によく分かる。

 

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ちなみに言うまでもないが、多くのムスリムは非常に優しく気さくで、昨今のイスラムを名乗る武装組織の蛮行で、敬虔なムスリムがかなりの被害を被っている。

 

 

 

ブルーモスクの向かい側にはアヤソフィアがある。

 

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アヤソフィアはもともと東ローマ帝国時代に正統派キリスト教の大聖堂としての建設を起源としている。

帝国随一の格式を誇る教会で、コンスタンティノープル総主教座の所在地であった。

 

13世紀にラテン帝国の支配下に置かれ、カトリックの大聖堂となされていたが、1453年にオスマン帝国のメフメト2世はアヤソフィアをモスクに作り変えると宣言し、長期間の改修の結果、現在のような特徴的な形になった。

 

1935年からは博物館として使用されている。

ただ、値段が40リラ(1,200円)と言うことで今回は泣く泣くパス。

 

アヤソフィアの裏には、トプカプ宮殿と言う宮殿があり、こちらも有名らしいが同様に40リラと言うことでパス。

 

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トプカプ宮殿の門。

 

オスマン帝国の君主が居住とした宮殿ということで、想像を絶するゴージャスさだとは思うが、イスタンブールの観光地はどれも値段が高い…

 

さすが有名観光地。

いつかお金をたんまり持ってこよう。

 

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2つ目の門より向こうが有料ゾーン。

 

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雨が降ってきて寒い…

 

 

再びブルーモスクの方に戻って、周辺を散策。

ブルーモスクの北側はコンスタンティノープル競馬場という場所で、別名ヒッポドローム

ここが競馬場として形作られたのは、203年のこと。

324年にはコンスタンティヌス1世がローマからここに遷都し街を拡張した時、競馬場も改修され、10万人収容で皇帝専用の特別席がある競馬場だったらしい。

 

競馬好きとしては垂涎垂涎よだれダクダクって感じです。

 

現在は、広場になっておりそこに記念碑が立ち並ぶ。

 

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ヴィルヘルム2世が寄贈したドイツの泉

 

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テオドシウス1世のオベリスク

テオドシウス1世がエジプトから取り寄せたらしく、本来はトトメス3世のオベリスク

 

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エジプトの神聖文字、ヒエログリフが描かれており、エジプト好きでもある僕はよだれが喉につまりそうです。

 

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アヤソフィアを横目に見ながら、「地下宮殿」という聞いただけで冒険心をくすぐり、よだれが出そうな観光地へ。

 

ちなみにここは20リラ(600円)かかるが、どれも高い高いと言って行かないのも面白くないので、行ってみる。

 

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後から知ったんですが、地下宮殿という通称の貯水池だそう。

 

もともと東ローマ帝国の皇帝ユスティニアヌスによって建設されたもので、貯水池ではなく、裁判や商業活動に利用されていた。

それをユスティニアヌスは、南側の柱廊を掘り下げて貯水槽として活用することにし、現在の姿になっている。

 

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奥にある柱には、ギリシア神話に登場する怪物メドゥーサの首が。

これは、ギリシャ神殿から処分品の柱を調達して作られたため、こうなっているらしい。

 

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ブルーモスクのライトアップ。

 

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アヤソフィアのライトアップ。

 

 

宿に戻ってマサヤさんと夜ご飯を探すも、どこもなかなか高い。

観光客が行かないローカルなお店を探し回っているとついに発見。

 

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肝心の料理の写真は忘れたが、この笑顔は守りたい。

値段も味もベリーグッドで、やはりローカルのお店の方がいいなぁと思う。

 

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ブルーモスクとアヤソフィアは、夜のライトアップがとても綺麗で何枚でも写真を撮りたくなる。

 

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特に広場の噴水との相性は抜群。

 

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宿に戻って、乾杯しながら楽しい夜を過ごす。

イスラム教99%の国でも酒が飲める幸せ。

 

世俗的でない国なら絶対に買えない…

 

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頂いたおかき。

懐かしいとともに、1人でほとんど食べてしまった。

 

散髪と荷物を送るのすっかり忘れていたけど、明日やろう、、

  

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