Think rich,look poor

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世界一周記  出発は2017年5月

ケニアのスラム & 超巨大!古着マーケットへ

 

 

2月5日 ケニア・ナイロビ

 

昨晩、宿泊しているニューケニアロッジで「キベラスラムツアー」に申し込んだ。

 

キベラスラムとは、アフリカで2番目に大きなスラムで、スラム内の人口は100万人にもなるという。

 

100万人といえば、仙台市の人口とほぼ同じ。

ナイロビの人口が三百数十万人だから、約1/3の人がスラムに住んでいる計算になる。

 

そんなスラムへは、個人で行くこともできるそうだが、

1人で行くとかなり危険である。

 

ツアーは2,000シリング(2,060円)

 

9時すぎにガイドのフランキーが迎えに来てくれた。

 

フランキーに連れられ、ダウンタウンにある宿からヒルトンホテル横のバス乗り場へ徒歩で移動。

 

複雑難解なバス停も現地人と一緒だと簡単だ。

 

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ローカルバスには、お金回収の恰幅の良いおばあちゃんが座っている。

ツアー代金2,000シリングにこのバスの移動代金が含まれているらしく、

フランキーがおばちゃんにお金を払ってくれた。

 

30分ほど乗って、60シリング(62円)

 

 

 

ナイロビの雑多な街並みを眺めているとあっという間にスラムの入口に到着。

入口は想像していたスラム街よりもよっぽど綺麗だ。

 

フランキーに連れられ、スラムの中へ。


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中は、ゴミだらけでとても衛生的とはいえない状況だ。

バラック小屋のような、今にも吹き飛びそうな家が隙間なくぴったりと並ぶ。

 

あちこちでゴミを野焼きしているため、空気もかなり悪そうだ。


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スラム街といえば、子供達が走り回り、血気盛んな青年がうろうろしているイメージだった。

 

しかし、キベラスラムに関しては、男は昼間は市内に働きに出ているのか、

女性が多く、静かだ。


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もちろん、道路は舗装されておらず、下水道も整備されていない。

ドブからは、排泄物の強烈な異臭が鼻をつく。

 

キベラはすり鉢状になっており、上の方の家からの排泄物が、下に流れ落ちる。


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真ん中にいるのが、フランキー。

 

彼がいなければ、のんきにカメラも出せなかったと思う。


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たまたま午前中に訪れたためか、そこかしこで洗濯中。

もちろん洗濯で使った水はそのまま垂れ流しだ。


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政府はこれら対策として、キベラスラム内に公衆トイレをいくつも設置したらしい。

 

が、1回の使用料が5シリング(5円)かかるため、あまり利用されていないという。


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そこかしこに転がるゴミの山には、犬や豚が少しでも食べれそうなものはないか

探し回っている。


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川の水が見えないほどのゴミと、1匹の豚。

 

 

とここまで、スラムの負の部分に注目して来たが、そこまで悪くない部分もある。

例えば、電気や水道は多くの家で利用可能なように見受けられた。

 

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また、フランキーと一緒に行動しているおかげもあるが、

スラムの住民は明るく、暖かい気持ちで受け入れてくれた。

 

政府もこのスラムをどうにかしようとしてはいるらしく、

近くにアパート群を建設する計画があるらしい。

 

このアパートの建設にスラムの住民を雇用することで、仕事を提供しつつ、

スラムの住民を少しでも減らそうという計画だと思うが、

資金難でなかなかうまくいっていないようだ。

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スラム内の学校の前を通ると、休み時間なのかベランダに出ている学生がたくさんいた。

 

手を振るとみんなで振り返してくれた。


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1時間30分ほどの滞在で、スラムを後にする。

 

行きと同じく、ローカルバスに乗ってダウンタウンへ。


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帰りの集金兼客寄せ係の動きがすごかった。

 

ダイナミックなその動きに圧倒された。

 

 

停留所では行き先を叫びつつ、走行中は乗客から適切なお金を回収する。

運転手との見事な連携が光る。


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少し渋滞していたため、40分ほどかかったが、無事ヒルトンホテルの前まで戻って来た。


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フランキーと別れ、昼ごはんを食べる。


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洋風だが、パクチーが入っている。

疲れたので、一旦宿へ。


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相変わらず活気のあるダウンタウン

対照的に宿内はゆっくりできる。


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しばらくしてから、前日話を聞いていた代理店のサファリツアーの申し込みをしに行く。

 

マサイ族の村訪問込み、2泊3日で280ドル(29,680円)

色々聞き回ったが、一番安い価格でこれだった。

 

ニューケニアロッジで申し込むと、2泊3日+マサイ族の村訪問で310ドルなので、

貧乏なバックパッカーにはだいぶ違う。

 

ちなみに、ここの代理店の人はハクナ・マタタ(スワヒリ語でなんとかなるさ)

が口癖。

 

 

明後日出発で契約を済ませ、近所の日本食料理屋「テリヤキジャパン」へ。

丸亀製麺を運営するトリドールが展開したお店で、現在は現地企業に経営権が移転されている。

 

ここの料理はまずまずのお味だが、何と言ってもwifiが強い。


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焼うどんを食べながら、ブログを書いたり、少し作業をしたりする。

 

その後、古着がたくさんある巨大な「ギコンバマーケット」へ行ってみることに。

ナイロビはウーバーが安いので、迷わずウーバーを呼ぶ。

 

だいたい5分以内に来てくれる。


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昨日はマツダデミオ、今日はホンダのフィット。

左車線走行のケニアと日本の中古車は本当に相性がいい。

 

ギコンバマーケットは噂通り、超巨大なマーケットで人も多い。


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偽物か本物かわからない古着が大量に売られている。

店によっては整然と並べられていたり、そうかと思えば、商品であるはずの服の上で踏ん反り返りながら接客している店もあったりする。

 

店を持たない(持てない)人は、両手いっぱいに服を抱え、

歩きながら服を販売している。


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マーケット内部も大まかな分類があるらしく、

シャツエリア、靴エリア、ズボンエリア、帽子エリアなどなど目的に応じて使い分けられるのもgood

 

中には、中古の下着や靴下なども売られており、誰が買うんや...のものもちらほら。


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また、客引きがかなり強引で、ストーカーのように付きまとって来るのもケニア流。


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ここには、数百万点の服があると思われるが、

不思議と欲しいものは見当たらなかった。

 

その代わり、ところどころで販売されているパイナップルがめちゃくちゃ甘くて美味しい。


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これほど甘いパイナップルは食べたことがないと思うほどの甘さ。

結局、3つ買ってしまった。


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イカもめちゃめちゃ美味しい。


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日が傾きかけてきたので、パイナップルを買ってウーバーを呼んで帰路につく。


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昼間でも渋滞しているナイロビ、さすがに夕方は大渋滞。

なんとか無事宿に戻り、すぐに寝た。

 

前日、南京虫が出たため部屋替えをしていたしおりさんが今日も南京虫に刺されまくっていた。

 

 

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