時速142キロ!速度落としてドライバー!!
1ヶ月半アフリカを旅してきましたが、現地民がくしゃみをしているのを聞いたことはありませんでした。
しかし今日、やっとくしゃみをしている現地人を発見して、少し興奮しました。
それに比べ、最近くしゃみや鼻水が止まらない日本人…
熱は無く、食欲が有り余っているんですが…
ダナキルツアーから帰ってきて、iPhoneのヘルスケアというページから歩いた距離を確認してみる。
このアプリは少々あてにならないものの、2日間で46キロも歩いたことになっている!
筋肉痛になるのかな〜と思ったが、特になんの痛みも無く、朝7時30分に起床。
エチオピアはどこもwifiが弱く、滞在中のメケレも例外ではない。
しかし、皆があまりwifiを使用していない朝方は比較的早い方なので、朝起きてブログを書いたりする。
そのあとは、明日のアディスアベバ行きのバスチケットを買いに外へ。
メケレを見て回るのは今日が初めて。
街は、平日昼間から何をしているのか不明な若い男たちがたむろしていて、物珍しそうにアジア人を見たり、絡んできたりする。
だいたいこういう街は失業率が高く、治安が悪いことが多いのでやや気を引き締める。
そして、発展途上国あるある。
建設現場の足場がめちゃくちゃ危険。
これ、日本の鳶職の人が見たら驚愕じゃないですかね。
バスチケットオフィスは宿から近く、英語が通じるおじいさんからサクッと購入。
チケットはこんな感じ。
1人560ブル(2,195円)
エチオピアはその事故の多さから夜行バスが禁止されているので、いつものことだが、早朝4時集合で4時30分出発。
それでも13時間かかるのでアディスアベバに到着することには夜になっている。
1日がかりの大移動。
バス会社は、評判のいいSELAMバス。
可もなく不可もなくだった。
この会社以外にも多数のバス会社がある。
このあとは、メケレの街を適当に散歩してみる。
昨日まで居たダナキル砂漠とは違い、メケレは標高が2000メートル以上あるので、気温もちょうどいい感じ。
歩いている人もそこまで多くなく、街も落ち着いている。
一部の女性は、エチオピアの伝統衣装に身を包んでいるが、カラフルで非常におしゃれ。
通気性も良さそう。
途中、伝統衣装のお店が連なる通りがあったりして。
また、歩いていると声をかけられ、少し話しているといきなりインジェラ(エチオピアの国民食。嫌いな味)をさぁ食え食え!!といきなり口に突っ込まれたりしてなかなか愉快。
おもてなし精神が非常に伝わって来るが、インジェラの味は一生慣れないと思う。
そんな道中をしばし歩くと、市場にたどり着いた。
ここは、食料市場ではなく、日用雑貨や洋服を取り扱う市場らしい。
レストランで使われているカラフルな椅子などが高く積み上げて置いてあったりする。
人の往来も激しく商品を運び出したり、補充したりと忙しそうだ。
そんな市場の片隅には、こんなものが。
エチオピアは早くからキリスト教を受け入れた国として知られていて、国民の6割がキリスト教徒。
多くの車やお店の軒先には、キリストの肖像画が貼られていてその信心深さが伝わってくる。
アフリカに来るまで、アフリカに住む人の宗教なんて考えたことがなかったし、適当に無宗教かな?と思っていたので、とても興味深い。
市場を後にして、人の多そうなレストランで休憩することに。
アラビカコーヒー発祥の国(諸説あり)のエチオピアコーヒーはとても美味しい。
そして、しおりさんが飲んでいたアボカド&マンゴージュース。
一口飲ませてもらったらとても美味しかったので、追加で注文。
エチオピアに来たら、是非とも飲んで欲しい味!!
さすがは人気店らしく、午前中から大繁盛。
たまたま横に座っていたおじさんから、ご飯を結構頂いたりする。
あまり多くは語らないが、エチオピア人の優しさが伝わって来る。
そのあともメケレを散歩。
床屋。
髪型がいかつい。
物資を運ぶ大切な動力。
家畜。
アフリカはどこも街灯がめちゃめちゃ少ないのに、結構落とし穴が多かったりする。
夜歩いたら、めっちゃ危険。
散歩もほどほどに宿に戻り、ひたすらだらだらして気がつけば夜。
宿併設のいつものレストランで夜ご飯。
ティブス(羊肉を焼いたもの)を左奥に見えるインジェラ(酸っぱい)に巻いて食べる。
腹が減っていたので頑張って食べたが、途中で気持ち悪くなる。
全然関係ないですが、ダナキル砂漠はめちゃめちゃ乾燥するのでニベアがめちゃめちゃ効果的です。
アフリカ縦断する人は必携アイテム!
食べた後は、部屋に戻り昨日もらった鬼ころしを飲んで早めに寝る。
翌日。
早朝3時30分に起床。
バスターミナルは歩いて5分ほどなので、急ぎ足で行く。
街は、浮浪者やクラブやバーで先ほどまで騒いでいたと思われる人がいる。
4時にバスターミナルに到着したがこの日は絶不調で、これから待ち構える13時間の移動に絶望したりする。
4時に着いたものの、すでに多くの人が待機している。
4時30分、定刻通りバスは出発した。
このバスの運転手はかなりの飛ばし屋だったみたいで、舗装路に入るとめっちゃ飛ばす。
142キロ出てました。
142キロです。
バスで142キロです。
なかなか恐怖です。
もちろんエチオピアには高速道路がないので、一般道(しかも片側1車線)の話です。
お昼休憩は小屋のようなところで。
と言いつつ体調が悪いので、何も食べられない。
これで、コカコーラと書いてあるらしい。
行きより少ないものの、途中何度かチェックポイントがあってその都度バスを出なければいけないのが非常に面倒臭い。
車内ではすることがないので、ひたすらぼーっとしたり、寝たりする。
夕方、徐々に街が見え始めて暗くなりかけたころに首都アディスアベバ到着。
タクシーで向かったのは、ETTのオフィス。
ここで、明日行くアルバミンチ行きのバスチケットを購入。
普通に買うより割高だが、毎度のことながらバスターミナルまで送ってくれるのが便利。
明日も早朝4時にピックアップ。
エチオピアにいると超早起きになる。
そして、宿はETTが所有しているゲストハウスに泊めさせてもらうことに(無料)
ダナキルツアーに申し込むと、アディスアベバに帰って来てから最大2泊無料で泊まれるらしい。
ただ、部屋数がめちゃめちゃ少ないので、満室だと僕らのようにソファで寝ることになる。
無料で泊めさせてもらっているので、非常にありがたいですけどね。
ただ、部屋に鍵がなくセキュリティ面でやや不安があるので、それが気になる方はやめたほうがいいかも。
ともかく、明日も早朝3時30分起きなので、早めの就寝。
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