ツタンカーメンとミイラを見に行こう
エチオピアに入ってから鼻くそが真っ黒になりました…
そして心なしか鼻くその生成スピードが早くなっているような気がします…
鼻くその生成と環境にはどのような関係があるのか非常に気になる…
まぁどうでもいいけど…
1/13 エジプト・カイロ
朝4時に起床。
33時間移動のあとはさすがに時差ぼけがすごかった。
昨夜は、20時寝てしまったようだ。
4時に起床したもののベッドでスマホを触っていたりしたら、また寝落ちして気がつけばアザーンが鳴り響いた。
アザーンは街中のスピーカーを通して、礼拝を呼びかけるイスラム教独自の習慣。
1日5回の礼拝のうち、「夜明け前礼拝」のアザーンはカイロ滞在中、目覚まし時計代わりとなっていた。
8時過ぎ、アフリカを一緒に縦断するしおりさんが宿に到着。
昨晩、カイロの空港で1泊してからバスで宿にたどり着いたようだ。
しおりさんは一度カイロには来たことがあり、その際エジプト考古学博物館に行ったことがあるらしく、しおりさんが休憩している間一人で博物館に行くことにする。
その前に朝ごはん。
ベニス細川家のバルコニーで、無料朝食とティー。
街はにわかに活気が出始めており、遠くからはクラクションが響き渡る。
朝ごはんを食べて、しばらく休憩してから考古学博物館に歩いて行く。
博物館までは歩いて15分から20分ぐらいの距離なのだが、歩いていてとても楽しいところ。
宿のお隣のパン屋。
山積みの古書。地べたに置いてあるのが気になるが、一応売り物。
カイロは猫が非常に多い。
イスラーム教において猫は敬愛されるべき動物らしい。
預言者ムハンマドが大変猫好きだったらしく、ムスリムにとっての「真のペット」は猫らしい。
実際、街には犬はほとんど見かけない。
前回のブログでも述べたように、カイロの道路モラルは破綻しているので、道路を横断するにも命がけである。
また上記の写真のように歩道があってもなぜか閉鎖されており、車が猛スピードで走っている車線を歩く必要があり、面倒くさい。
基本的に車は歩行者を優先しない(それどころか、横断させないようにスピードを上げてくる)ので、少しのスキを見計らい、当たり屋のように道路に飛び出し、無理やり車を止めるしかない。
そして感覚ベースの話だが、カイロでは松葉杖をついている人や、足が不自由な人が多い。
もしかして相当事故が多いのでは?と思ってしまう…
そんなカイロの中心部、タハリール広場の近くにエジプト考古学博物館がある。
ここは、かの有名なツタンカーメンの黄金のマスクやラムセス2世のミイラなど、エジプト好きにとっては垂涎ものの展示があるらしい。
エジプトは近年、爆破テロが多いのでセキュリティチェックが厳重。
ここは、学生料金で半額になるので、意気揚々と国際学生証を提示したら、2018年3月で有効期限が切れていた…
結局大人料金で300ポンド(1836円・ミイラ室込)+カメラ代50ポンド(306円)
高い…!
ちなみに料金表。
ミイラ室なしで大人160ポンド(979円)
イブニングアワー(日曜と木曜の17時30分から21時)は220ポンド(1346円)
これは外国人料金で、エジプト人は格安。
どれぐらいかというと、10分の1ぐらい。
アラビア語の数字が読めないのをいいことになかなかアコギな商売をしている…
中はこんな感じになっていて、どれも「触れれる展示」となっており、大切にされていない感がすごい…!
そして、修復もかなり雑に感じてしまうのは気のせいだろうか。
中はかなり広く、なかなか見応えのある内容。
ちなみに、肝心のツタンカーメン黄金のマスクとミイラは撮影禁止!
カメラ代の意味!!
ちなみに後ろに写っている中国人観光客が、展示物と一緒に自撮りしている…
博物館に来て、展示物と自撮りしているのは、世界を見渡してもおそらく中国人だけではないだろうか。
ツタンカーメンの黄金のマスクは、教科書で見た通りピカピカ!
ミイラは、3000年前とは思えないほど保存状態が良い。
また、歯と髪は3000年経ってもそのまま残るということを学んだ。
2時間ほど博物館で展示を見た後は、一旦宿に帰ってからしおりさんの友達、カンちゃんから教えてもらった近所の美味しいお店へ。
手書きの地図を見ながら移動したため、やや迷ったが、ここ。
おそらく、羊?のレバーと脳みそを揚げた料理。
これが聞いていた通りめちゃめちゃ美味しい!!!
特に脳みそに関しては、一見ゲテモノ感がすごかったが、白子のような食感で旨味がすごい!!
35ポンド(214円)
セットで、ナスに辛いものを詰め込んだ料理とナンがついてくる。
この後は、近所の雰囲気のいいカフェで小休憩。
ここもカンちゃんの紹介の店で、シーシャが吸えたりする。
ちなみに、エジプトからエチオピアの出国チケットは、だいぶ前に予約していて、1/20の深夜2時の便。
現在1/13。
カイロ以外にシナイ半島のリゾート地ダハブや、南エジプトのルクソールやアスワンに行くかどうか話し合い、結局行かないことになった。
エジプトは、かなり好きな国なので、またいつか来たいと思う。
肝心のカフェメニューだが、コーヒーがターキッシュスタイル(水から煮立てて上澄みだけ飲む)で、日本では飲めない独特な味が楽しめてナイス。
お隣では、昼からバックギャモン(世界最古のボードゲーム)をしていたりしていい感じ。
目の前のおじさんほどシーシャをかっこよく吸える人は日本にいるのだろうか。。。
かっこ良すぎる…!!
シーシャは、20ポンド(122円)
二杯目は、ミントティー。
ミント葉をちぎって入れて、砂糖を大量に入れる。
美味しい。
この後また宿に帰って休憩してから、ハーンハリーリという市場に行ってみる。
ハーンハリーリは、14世紀末にブルジー・アムルーク朝の初代スルタン、バルクークの時代に開かれたスーク(市場)で、現在も当時の姿のまま保存されている。
ここは、お土産が大量に売られており、観光客が多く立ち寄るスポットになっているという。
すでに暗くなっているので、ウーバーを呼ぶ。
呼ぶとすぐに来る。
いつ事故ってもおかしくない。
交通ルールがないため、割り込みや煽り運転が横行しており、多くの人がブレーキをよく踏むため、逆に渋滞している。
そんな夕方のカイロを駆け抜け、ハーンハリーリに到着。
ハーンハリーリの東側には、12世紀に創建されたアル・フセイン・モスク。
カイロでは多くのモスクがライトアップされているがややセンスが悪いように感じる。
そこから西側に入ると、細く曲がりくねった道が連なるハーンハリーリがある。
見渡す限り、ほとんどがお土産屋で、少なく見積もっても100軒あると思う。
そして同じ商品も店によって全然値段が違い、ある店では、10倍以上の値段を言って来たりして、常に新鮮な笑いを提供してくれる。
ここで何軒か交渉したりする。
ある店で、アクセサリーを見ていたら強引に袋に入れ、これを買え!と言われたが、あまり好みではなかったので、やめとくねというと、ユーアークレイジー!と言われる不思議…
少なくともお客さんにいうことではないと思うんですけどね…
それでも、違う店でいくつかお土産を買うことに成功し、満足♫
歩いていて楽しい場所であるのは間違いない。
そのあとは付近を散歩し、モスクのライトアップを見たりする。
ここら辺は、地元の若い衆の溜まり場になっているようだ
また、ウーバーを呼んでサクッと帰り、宿の下のピザを購入。
4ポンド(24円)
イスラム教徒が多いので、酒屋が非常に少ない。
それでも、エジプトは比較的緩やかなため、国産ビールがある。
18.5ポンド(113円)
これが結構美味しかったりする。
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