Think rich,look poor

Think rich, look poor

世界一周記  出発は2017年5月

久々の都会なので防犯をしっかりと

 

プロ野球ファンとしては、2月のキャンプから開幕までの期間もなかなか楽しみな時間。

 

今まで一度もキャンプを見に行ったことがないので、いつか沖縄の宜野座に行ってみたいものですね…

間違っても宮崎に行かないように。

 

 

 

 

 

 

1月18日 サンティアゴ

 

「カマ(3列)」のバスサービスが気持ちいい。

朝起きて、ジュースと軽食を頂きながら、ぼーっと。

 

160度近く倒れる座席に加え、席と席の間隔が広く、ぐっすり眠れた。ひたすらに寝た。

これを一度経験してしまったら、もう「セミカマ(4列)」に戻れないかもしれない。

 

そう思わせてくれるほど快適な17時間で、体調も万全。

 

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サンティアゴに近くにつれ、高いビルがちらほらと見え始め、人でぎっしり埋まった歩道が見えてくる。

 

ああ。ここを今から歩かねば…

 

日本と同じぐらい平和なパタゴニア地方では、少しの防犯意識だけでよかった。

でもここは都会のサンティアゴ

 

ケチャップ強盗、拳銃強盗等々起きてもおかしくない環境が揃っている。

まずは宿まで慎重にかつスピーディーに移動しよう。

 

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と言いつつ、なかなか素敵な街並みに、どうしても写真を撮ってしまう。

南米独特の青々しい木々が風に揺れ、木漏れ日が道路を照らす。

 

チリの田舎町を回ってきたせいか、サンティアゴが大都会に映った。

 

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ビル群、スーツを着たサラリーマンが慌ただしく行き交う光景は、日本とさほど変わらない。

 

久しぶりにスーツを着ている人見たなぁ。

 

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バスターミナルから宿へはタクシーを利用してもよかったが、地下鉄で向かうことに。

地下鉄ではスリが多いので、ポケットに貴重品を入れないのが鉄則。

 

再度持ち物を確認し、地下鉄へ。

 

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地下鉄は非常に綺麗で、落書き一つ見当たらない。

ただ、人が多い!

 

それもそのはずで、人口500万人のサンティアゴに地下鉄が6路線。

インフラが追いついていないのは一目瞭然。

 

電車は3分に1本ぐらいのハイペースでやってくるが、どれも満員電車でびっくり。

もしかしたら、メガシティ東京の混雑さを超えているかもな…

 

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ブエノスアイレスもそうですが、南米の地下鉄はICOCAPASMOSuicaのようなカードを購入し、そこにチャージしなければならない。

 

その際、カード発行手数料として1550ペソ(281円)かかってしまうので、ちょっと面倒。

地下鉄は一律料金。

 

ラッシュ時と閑散時では料金が分かれているが、だいたい100円ちょっと。

安い。

 

 

途中、乗り換えを経て宿の最寄駅に到着。

宿の近くにはプラザブラジルがあり、緑に囲まれたエリア。

 

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しかも宿が安いのになかなかいい。

 

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昔使われていた建物をリノベーションした宿は、まさかのプール付き。

イスタンブールで水着を実家に送ってしまったので、泳ぐことはできないが、久々にプール付きの安宿に巡り合った。

 

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中庭もなかなか洒落ていて、wifiがやや遅いこと以外は完璧。

まぁプールいらないので、wifiが強くあって欲しいんですが…

 

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日程の関係上、サンティアゴも1泊2日の予定なので効率よく街歩きをするためにあらかじめリサーチを怠らない。

 

サンティアゴは何にもないよ〜と聞いていたのに、調べれば意外と良さそうな所は見つかるもの。

何箇所か行きたい場所をピックアップして、中心部へ向かう。

 

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最寄駅に向かうまでに通るプラザブラジルは先ほどより人が多く、活気に満ち溢れている。

街は緑が多く、クリーンなイメージさえ感じる。

 

これが犯罪の多い街には見えないけど、そういう時こそ気を引き締めなければ。

 

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チロエ島で見た木造の教会もなかなか味わい深かったが、この教会もなかなかいい。

 

教会とヤシの木のアンバランスさが意外にもうまいこと噛み合っている気がする。

個人的な意見ですが。

 

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南米は現在夏。

数日前までいたパタゴニアはかなり寒かった。

 

でもここサンティアゴはなかなかの温度。

30度前後の気温ですが、体が暑さに慣れていない。

 

少し歩くと、かなり疲れてしまいます…

 

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そんな時はアイス。

夏に食べるアイスは格段に美味しい。

 

持ち手が2本なのが気になりますが…

 

 

 

 

アイスでリフレッシュしたところで、最初の目的地へ。

目的地はサンクリストバルの丘。

 

標高880メートルの丘の頂上からは、サンティアゴの街とアンデス山脈を見ることができるという。

 

サンティアゴに溢れている路上販売を見ながら、丘の方へ。

 

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ヨーロッパでも南米でも路上販売はいますが、サンティアゴが今まで一番多かった印象。

 

特に規制もなさそうで、雑貨から服から飲み物、パンまでなんでも路上で売られている。

 

 

 

駅から丘に向かって歩くと見えてくるのが南米で一番高い建物。

Grand Santiago Tower

 

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64階建てで高さ300メートル。

この建物の頂上は展望台になっていて、10000ペソ(1,818円)で入場できる。

 

 

うん。予算オーバーですね。

 

 

大人しく丘に向かいます。

ただ、タワーの下のショッピングモールはなかなか面白い。

 

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写真ではあまり伝わりませんが、広大なモールに無数のテナントが入っている。

化粧をバッチリ決めた若い女性が両手に買い物バッグを持って歩いている姿が目に止まる。

 

たくさんのテナントはサマーセール中で、20パーセントぐらい安くなっている店が多い。

 

ああ。久しぶりに買い物したいけど、お金ねぇええええ。

1時間ぐらいウインドウショッピングを楽しんだら、本来の目的地、丘へ。

 

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ちなみに、ここら辺は新市街で、明日行く旧市街とはかなり違う感じ。

ビルが建ち並び、小洒落たカフェなんかもある。

 

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それでも、この300メートルのタワーは異質だけど。

 

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かなり歩いて、やっと丘が見えてきた。

もともと歩いて頂上まで行くつもりだったけど、さすがに疲れすぎてロープウェーを選択。

片道1910ペソ(347円)

 

帰りは歩くことに。

 

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ロープウェーで8分ほど。

頂上に到着。

 

頂上には両手を広げて空を見上げる巨大なマリア像。

1908年に完成したらしい。

 

現在ではサンクリストバルの丘のシンボルになっている。

 

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ローマ教皇フランシスコが1月15日から18日までチリにお見えになっており、バチカン市国の国旗が掲揚されていた。

 

 

この丘からは市内を一望できる。

 

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が、ややスモッグがかかっている。

 

調べると、サンティアゴは大気汚染が深刻。

旧型の車両が多い上、四方を山で囲まれた地形の関係で汚れた空気が外に出て行かず溜ってしまうという。

 

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遠くにはアンデス山脈をうっすらと見ることができるが、やはり霞んでしまっている。

大気汚染は喘息やアレルギーを引き起こすので、対処が必要ですが、なかなか難しそう。

 

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それでも青空に照らされたサンティアゴはなかなか綺麗だった。

 

 

そして、この丘で一番びっくりしたのが、自転車をこぐ人の多さ。

 

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しかも10人や20人の規模ではなく、500人ぐらいいそうな感じ。

彼らは、800メートルの丘を自転車で登っているのだ。

 

 

皆苦しそうにしているが、よく見ると、何往復かしている!!!

 

何かの大会があるのだろうか。

そのトレーニングなのかな?

 

まぁ異常な数でした。

 

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平日からすごい。

 

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そんな人たちを見ながら丘を降りる。

途中、綺麗な夕日が見えた。

 

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世界各地で夕日を見てきたが、今回のもなかなかいい。

オレンジに染まった空は、とても美しかった。

 

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綺麗な夕日を見て、動物園前のゲートから出ると、そこはクラブが集まる通りだった。

 

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両側に20軒ほどあるクラブはかなり人が入っている。

メニューを見せてもらうと、日本とさほど変わらない値段。

 

お金を持っている人は持っているんだなあ。

 

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というか南米のクラブとか一番やばそう。

 

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もちろん、クラブなんか行くはずもなく。

今日はホットドッグで。

 

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これがめちゃめちゃ意識が低くて美味しい。

 

 

ホットドッグ屋の前には赤信号になるたびに車に向けて楽器を演奏するバスカーが。

 

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自分にはない彼の度胸を羨ましく思った。

そして、いかに自分が恵まれた生活をしているかを感じた。

 

クラブで騒ぐ者もいれば、こうやって地道にお金を稼いでいる人もいる。

都会はやっぱり考えさせられる。

  

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