絶景続きのパタゴニア〜フィッツロイ〜
チリが世界一周31カ国目だったんですが、これだけいろんな国に行くと、どうしても順位をつけてしまいます。
ああ。ここは死ぬまでにもう1回行きたいなとか、もうこの国はいいかなとかどうしても考えてしまいます。
チリは、「少なくとももう一度行きたい国」にランクイン。
めっちゃいい国。
ちなみに、「もう二度と行かない国」を1つあげるとしたら、クロアチア。
喧嘩したバスの爺さん元気かなー(棒)
1月8日 エルチャルテン
昨日の夜は雨が降っていたけど、起きるといい天気。
ただし暴風。
本当に失礼な話、足腰が弱いご高齢の人ぶっ飛ばされるんじゃないか?ってぐらいの風。
竜巻クラスの風が吹いているんですけど…
エルチャルテンは、山と山に囲まれた小さな街。
北西の方角から南東に伸びる街のメインロードは風の通り道。
宿から南東にあるバスターミナルへ歩くと、強烈なフォロー。
帰りはアゲンスト。
400メートル先のスーパーに行くのも一苦労なこの街。
住んだらこの風大嫌いになるだろうなぁ。
3日滞在しただけでもイライラしたのに。
全然関係ないですけど、みんゴルを思い出した…
みんゴル5にザ・クランフィールドっていうゴルフ場があって、めっちゃ強風でラフが深いコースなんですけど、そこの何番ホールか忘れたけど、パー3の打ち下ろしがあって、えげつないぐらいグリーンが傾斜していて、奥に池があるコース誰か知ってますか?
あのコースで1回ホールインワン出したことあるんですけど、あの特殊演出がすごかった…
ふと思い出した。
いや、みんゴルの話は置いておいて、エルチャルテンに来た1番の目的、フィッツロイの視察。
フィッツロイは山の名前でパタゴニアのあのマークの由来になったとか聞いたことがある。
↑このマーク
それぐらいインパクトのある山。
パイネ国立公園のトレッキングに続き、ここエルチャルテンでもトッレキングに挑戦する予定。
日本人旅人のブログを見ると、朝日が出て、フィッツロイに差し込み始める1分間ぐらいがめちゃめちゃ綺麗らしい。
でもそれを見るには、早朝に起きて、1時間30分ぐらい歩いたところの展望台に行かなければならないらしく、明日の日の出(6時)を考えると、4時には宿を出なければならない…
しんどいなぁ…
今日は明日に向けての調整日ですが、WIFIがクソすぎてやることがなさすぎる!!!
散歩しても15分ぐらいで街の端から端まで行けるような規模。
天気も良くて、気温もちょうどいい感じ。
明日、風が少しでも弱まってくれると助かるんですが…
やることがないので、街の外れのバスターミナルに向かうと、いい感じの模型発見。
パイネ国立公園と大きく違うのは3点
1点目は「入域無料」
これはめちゃめちゃありがたい!!!
パイネは入るのに21000チリペソ(3,818円)かかりましたからね…
2点目は「エルチャルテンの街から歩いてトレッキングの開始地点に行ける」
これもありがたい!!!
パイネは往復15000チリペソ(2,727円)と1時間30分かけてプエルトナタレスという街から移動だったから、楽!
3点目は「道が平坦」
パイネはアップダウンがあって歩くのしんどい…
フィッツロイは最後の一時間こそ登りだが、それ以外は平坦な道が続き、歩きやすい!
事前のリサーチはこんな感じですね。
昼過ぎから曇り始めた。
晴れていると、綺麗なフィッツロイがエルチャルテンの街からも見えるらしい。
宿に戻ってビール。
ブログ書こうにも写真をあげられないし、WIFIがないのでネットサーフィンもできないし、スペイン語話せないから孤立しているし、しまいには雨降って来たので超早めに就寝。
日付が変わることには雨が止み、明日は晴れと聞いたが…如何に!?
1月9日 エルチャルテン
3時30分起床。
外に出て見ると、普通に雨降ってるやん。
風もまぁまぁ強いから、迷った末に就寝。
朝日を受け、真っ赤に光るフィッツロイは断念。
………
8時30分起床。
ちょっと雲があるけど晴れ。
バナナで栄養を補給しながら、準備して9時には宿を出発。
宿からトレッキングの開始地点まで歩いて3分。めっちゃ楽。
前回のトレッキングで患った筋肉痛も全快し、万全の体調で登る。
目的地である、ロストレス湖展望台まで片道10.2キロ。
気合をつけて登りだす。
700メートル地点で早速のビューポイント。
パイネ同様、綺麗な景色が期待できそう。
登り始めて、1キロあたりまでは緩やかに登るが、その後はひたすら平坦。
トレッキングルートも綺麗に整備されており、膝への負担が少ない。
途中、分岐点がある。
行きと帰りで違った景色を楽しめるのはポイント高い。
行きはフィッツロイ展望台へ。帰りはカプリ湖の方へ。
分岐点をすぎて少しすると、トントントントンって聞こえるなぁと思って、ワシントン!!!って言いながら木を見ると、キツツキ。
人生で初めてキツツキを見ましたが、あの鳥すごすぎ。
あのくちばしで、硬い木に穴を開けようとしているんだからすごい。
その威力があれば、人間に攻撃したらすごいことになるだろうなぁ。
突き刺さりそう。
キツツキに関心しながら、再び歩く。
登り始めて1時間15分でフィッツロイ展望台着。
1時間45分かかると聞いていたけど、いいペースのようだ。
ここからみるフィッツロイが綺麗すぎる。
朝日に染まるフィッツロイはこの展望台から見るそうです。
展望台で記念撮影とかしてまた歩きだす。
ちなみに、ここは4キロ地点なので残りは6キロ。
途中、川が流れる場所を通過したり、森の中を通ったりで、飽きない。
遠くには氷河が見えたりして。
と、歩を進めるに連れて曇りだすフィッツロイ。
この山はその奇抜な形状ゆえ、雲がかかりやすいらしい。
仕方がないが、どうせなら雲がないフィッツロイを見たいものだ。
12時にポインセノットキャンプ場に到着。
ここにテントを張っている人が多数。
テント重いでしょうけど、テント泊楽しそう。
ここでしばらく休憩してから最後の登りへ。
残り1キロがめちゃめちゃきつい登り。
パイネのラストよりもこっちの方がきつい。
1キロ歩くのに、所要時間1時間。
最後の最後に膝にくる。
しんどいしんどいって思いながら歩くと、目的地が見えてくる。
到着したのは13時30分
出発から4時間30分で目的地到着。
て、雲が…
持ってきていたサンドウィッチを食べながら雲がなくなるのを待つ。
なかなか手強い…
途中、岩と岩の間に体がすっぽりハマるスペースがあって、横になると1時間30分寝てしまった。
顔が日焼けで真っ赤になって、口周りが笑うと痛むという後遺症を背負うことになった。
結局2時間待っても雲がかかったままなので、辺りをぶらぶら。
奥まで歩くと、もう一つ湖を発見。
こっちも綺麗。
しかも、アンデス山脈に生息するコンドルが、ここまで頑張って登ってきた人たちを祝福するかのように飛び回っている。
かっこいい。
結局3時間待っても雲はなくならなかった。(少なくはなったけど)
それでもかなり綺麗なフィッツロイ。
すごすぎる。
日の入りは22時過ぎなのでそれまでにエルチャルテンに戻る必要がある。
まだ16時45分で余裕があるけど、早くビールが飲みたいのもあって、下山開始。
帰りはパイネと違ってアップがないから楽。
水も綺麗。
17時40分 ポインセノットキャンプ場。
18時40分 カプリ湖通過
カプリ湖も澄んでいて綺麗。
結局帰りは3時間15分でエルチャルテンに到着。
今日は自炊ではなくて久々の外食!
パタゴニア物価が高すぎて、ほぼ毎日クッキー生活だったけど、今日ぐらい散財。
見た目はあれですが、めっちゃ美味しいチキン。マッシュルームソースと共に。
ビールと合わせて2,000円以上するが、歩いた後に飲むビールの味は格別すぎる。
というわけで、パタゴニアでの2つのトレッキングが無事終了。
この後は、中部パタゴニアに移動。
南部と違った魅力がたくさんの中部パタゴニアにもご期待を。
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