2017凱旋門賞前日にシャンティイ競馬場行って馬場と傾向を見てきた。
今回は世界一周とは関係ありませんが、凱旋門賞前日にシャンティイ競馬場に行ってきました。
9月30日 パリ
さて、今回はサトノダイヤモンド、サトノノブレスの2頭が出走する凱旋門賞。
凱旋門賞が開催される、10月1週の日曜日と、その前日の土曜日は「凱旋門賞ウィークエンド」と呼ばれ、2日間でG1が7競争 G2が4競争!!!!!
まず、天気なんですが、金曜日の日中まで晴れ。
金曜日の夜から土曜日の朝方にかけて雨が降っていたようで、土曜日の朝は道路がかなり濡れていました。
ただ、土曜日のシャンティイは日中日差しが照りつける絶好の競馬日和。
馬場も、良馬場に近い状態でした。
こんな感じで土曜日は晴れてました。風も穏やかです。
ただ、当日は曇り時々雨予報になってます。
土曜日に開催されたレースは、馬場の内側に仮柵が設置されていました。
当日は撤去され、内ラチ沿いに「グリーンベルト」が出現します。
この日のレースは終始、差しが決まりにくいような状況。
好位につけた馬のチョイ差しや、3コーナーあたりから早めに先頭に出た馬が押し切るような競馬が多かった。。
4コーナー出たあたりで、後ろにつけているとなかなか苦しい。
もちろん展開ひとつで差しが決まるようになるかもしれませんが、、、
ゲート番号ですが、外枠、内枠に大きな有利、不利は感じられませんでした。
この日は日本でも同じみクリストフ・スミヨン騎手が3勝と絶好調。
ミルコ・デムーロ騎手の弟で、フランスを拠点に活躍するクリスチャン・デムーロ騎手が1勝
1番人気エネイブル騎乗のランフランコ・デットーリ騎手は2着1回でした。
ちなみに、クリストフ・ルメール騎手、川田将雅騎手は騎乗がありませんでした。
クリスチャン・デムーロ騎手めっちゃ近くで見れた。♪( ´▽`)
ブックメーカー(コーラル)のオッズでは、
1番人気 エネイブル 1.9倍
2 ユリシーズ 9倍
2 ウィンター 9倍
4 チンギスシークレット 12倍
5 オーダーオブセントジョージ 13倍
6 ブラムト 15倍
6 ザラック 15倍
8 カプリ 21倍
8 サトノダイヤモンド 21倍
10 クロスオブスターズ 34倍
10 セブンスヘブン 34倍
10 アイダホ 34倍
以下略
になっています。
やはり、こちらでも圧倒的人気は英の天才少女エネイブル。
G1を4連勝中で、先行して抜け出す形は、土曜日のシャンティイの傾向からしてもバッチリ。
不安は、使い続けてきたことによって見えない疲れがないか。
また、マークがきつくなるのは当然で、それを跳ね返すことができるのかという点。
ただ、3歳牝馬で斤量の恩恵もあり、馬券に絡まないのを想像する方が難しい1頭。
2番人気はこちらも英ユリシーズ。
前走G1英インターナショナルステークスに勝利し、勢いに乗る一頭。
名伯楽スタウト調教師が期待を寄せる一頭で実力上位。
ただ、2000mを中心に使われていて、距離がどうか。
同じく2番人気が愛ウィンター。
こちらは、ムーア騎手騎乗の発表直後に人気が集中した一頭。
昨年の凱旋門賞で、1着〜3着を独占した、アイルランドのオブライエン厩舎の主戦騎手ライアン・ムーア騎手がウィンターを選んだらしく、期待のかかる一頭。
ただ、マイル中心で使われていて、距離がどうか。
まぁムーアだから大丈夫か。
今年も、オブライエン厩舎から5頭が出走予定。
チームオブライエンでエネイブルに立ち向かう。
4番人気が独チンギスシークレット。
前走のフォア賞で、サトノダイヤモンドを下し優勝。
重賞3連勝中で充実期。
道悪ならチャンスありだが、実力不足は否めない。
5番人気が、昨年の凱旋門賞3着の愛オーダーオブセントジョージ。
こちらもオブライエン厩舎期待の一頭で、実力上位。
2800から4000mの長距離を中心に使われているが、2400でもトップレベルの実力。
6番人気が、地元仏のブラムト。
クリスチャン・デムーロ騎手騎乗の3歳牡馬は、仏2000ギニーと仏ダービーを制して二冠。
ただ、出遅れグセがあるらしく常に最後方からの競馬。
展開待ちの側面は否めないが、ハマれば怖い一頭。
同じく6番人気が大外18番枠仏ザラック。
こちらはお馴染みのクリストフ・スミヨン騎手騎乗。
土曜日に3勝と絶好調。
ドバイターフで、日本のヴィブロスに敗れたものの、7月のサンクルー大賞では最後方から見事な末脚を発揮し優勝。
今回は、それ以来の競馬。
8番人気が愛カプリ。
こちらもオブライエン厩舎の怖い1頭。
G1を連勝中で勢いがある。
これぐらいのオッズなら妙味。
中1週が気がかりではある。
そして同じく8番人気に日本のサトノダイヤモンド。
昨年、皐月賞3着 日本ダービー2着 菊花賞1着 有馬記念1着。
JRA賞最優秀3歳牡馬に選ばれました。
今年は、阪神大賞典で始動。
見事優勝を果たしたが、続く天皇賞・春ではキタサンブラックの3着。
前走フォア賞では重馬場の影響もあって、4着。
切れ味が身上のこの馬にとって、重馬場は致命的。
良馬場での勝負が見たいところ。
ただ、枠順に不利は感じない。
前々で競馬ができれば1発。
今回はラビットとして、僚馬サトノノブレスが出走します。
うまくアシストできればいいのですが。
10番人気に3頭 1頭目は仏クロスオブスターズ
前走のフォア賞で2着。お父さんは2009年の凱旋門賞を制したシーザスターズ。
凱旋門賞史上最多の7勝を誇るファーブル調教師の管理馬。
2頭目は愛セブンスヘブン。
昨年のヨークシャーオークスでは、ファウンドに勝っており、実力も兼ねそなえる1頭。
3頭目は愛アイダホ。
今回、出走を取りやめたハイランドリールの全弟。
ハイランドリールはキングジョージⅥ&クイーンエリザベスステークス、香港ヴァーズなどG1を6勝。
スタミナがあり、重馬場が得意。
当時の馬場次第では大きく評価を上げたい1頭。
以上10番人気まで。
確か、去年は日本のオッズの方が、配当が低い(=予想がうまかった)はず。
グリーンチャンネルで、合田さんが言っていたような気がします。。
あと、昨年思ったのは馬より騎手を見て買った方がいいなということ。
やはり、デットーリ騎手やムーア騎手から買いたくなってしまいます。
凱旋門賞は1番人気の調子が悪いようです。
特にトリッキーで、コーナーの角度がえぐいシャンティイは広いロンシャンに比べ、「波乱」が起きやすいかも知れません。
どちらにせよ、土曜日の雰囲気を見ると、「前々で競馬ができる」「スタミナ型」の馬が優勝に一番近い存在かと。
サトノダイヤモンド騎乗のクリストフ・ルメール騎手は母国フランスでの神騎乗に期待します。
どちらにせよ、日本代表として戦う2頭を全力で応援することには変わりません。
川田将雅騎手騎乗のサトノノブレスも、ダイヤモンドに先着するぐらいの勢いで頑張って欲しいですね。
2017年凱旋門賞予想 現地時間16時05分 日本時間23時05分発走
◎15カプリ 8番人気
◯17エネイブル 1番人気
▲5クロスオブスターズ 10番人気
△12オーダーオブセントジョージ 5番人気
△18ウィンター 2番人気
☆1ザラック 6番人気
買い目
3連単フォーメーション(馬番表示)
15.17.5. →15.17.5.12.18.1→15.17.5.12.18.1
カプリに期待大です。
中1週が気がかりですが、並んでも抜かさせない勝負根性を備えた3歳牡馬。
2番人気のユリシーズは最大目標がBCターフということで、今回は馬券から外しました。
サトノダイヤモンドは迷ったんですが、馬券から外しました。
どうしても良馬場になりそうにないので。
ムーア騎手騎乗のウィンターの位置付けが迷いどころ。
あっさり勝ってもおかしくない。
オーダーオブセントジョージは安定感のある1頭。
クロスオブスターズも凱旋門賞馬シーザスターズ産駒のフランス馬。
前走のフォア賞を叩いて良化確実。内枠を引いたので前々で競馬できれば。
ザラックは大外枠ですが、土曜日3勝のスミヨン騎手に期待。
状態もかなりいいよう。
ただ、外外を回らされるときつい。
エネイブルは外せない。
ただ、馬群に包まれたりした時にどうか。
ということで、シャンティイ競馬場行ってきます!
今日のパリはめちゃめちゃ寒いです。。。。