古代ローマ帝国の繁栄を感じる街
今回はニースからニームまで移動しましたが、ニース→ニーム間にも行きたい場所満載でした。
香水の香り漂うグラース、ピカソ美術館のアンティーブ、芸術都市エクス=アン=プロヴァンスなどなど。
言い出したらキリがないほど魅力的な街が集まってます。
次は、ラベンダーが咲き誇る夏にゆっくり行きたいですね。
ちなみに、アルルとアヴィニョンは次回です。
9月26日 ニーム
前日、ニースからバスで移動してきた。
本来なら、宿の値段が高いニームではなく、アヴィニョンに泊まりたかった。
ただ、調べるとニームもなかなか面白そうで、1泊だけして観光することにした。
ニームは古代ローマ時代からの都市で、橋、神殿、円形劇場が残る街。
駅を出て、大通りをまっすぐ歩くと左手に見えるのが、円形闘技場。
こちらは、ローマのコロッセウムが建造されたのとほぼ同時期の紀元1世紀末期に建造された闘技場。
ローマ建築独特の楕円形の形をした闘技場は保存状態がローマのコロッセウムと同じぐらい、もしくはそれを追い越すとまで言われるほど。
今でも、観客を入れて、闘牛やライブまでできるそう。
中は有料なので入らなかったが、外観を見るだけでも、十分すごさが伝わってくる。
2000年前の建造物を見れる幸せ。
ニームはフランスの一地方都市。
ご存知の通り、フランスはパリ以外の都市はそれほど大きくはなく、農業国としての側面が強い。
ニームもガール県の県庁所在地のようだが、比較的のんびりとしたところ。
観光客は少なく、プロヴァンスのほのぼのとした雰囲気に包まれながらゆっくりと観光できるのがいい。
もう一つ、ニームで忘れてはならないのが、「デニム」の名前の由来ということ。
織物で有名なこの街。今回はデニムで観光。
円形闘技場を超え、さらに北へ歩くとメゾン・カレという神殿が見えてくる。
こちらも古代神殿を今に留める歴史ある建物。
まばゆい白色の重厚感ある神殿を楽しめる。
こちらも保存状態がいいそう。
と、一旦ニームの観光はここまでにして、世界遺産ポン・デュ・ガールへ向かう。
駅裏のバス停からB21系統に乗って40分ほど。
ポン・デュ・ガールの入場料は、8.5ユーロ(学生料金6ユーロ)
そもそもポン・デュ・ガールは水道橋。
紀元前19年頃にアウグストゥス帝の腹心アグリッパの命令で架けられた橋。
この巨大な水道橋はユゼスからニームまで水を運び、古代ローマ帝国の繁栄の礎となった水道橋。
こちらはただの水道橋ではなく、3層のアーケードで分けられたそれぞれにアーチを作り、見た目にも美しい。
紀元前にこれほどまでに、美しい橋が架けられたことに驚く。
水は繁栄に欠かせないもの。
この水道橋を通じて流れてくる水が、農作を豊かにしたのだろう。
水道橋の下に流れる川は真っ青で、ここは歩くだけでも楽しめる。
世界遺産というだけあって、観光客が多い。
カヤックもできる。
白人のご夫婦が仲睦まじく歩いているのが印象的。
歴史好きにとってはたまらない場所なんだろうな。
ポン・デュ・ガールからのバスが到着から1時間30分後だったので急ぎ足で観光し、バスに乗り込む。
プロヴァンスののどかな田園風景を眺めながら40分ほど。
ニームに帰ってきた。
このまま、宿に荷物を取りに行き、アヴィニョンに移動。
電車で30分。
アヴィニョンに着き、宿へ向かう。
宿から大通りの眺め。
駅から宿に行く途中にマクドを見つけてしまったので、夜ご飯はマクド。
宿の近くにスーパーがあったので、明日の朝ごはんを買ったりしてゆっくり。
明日は、早起きしてアヴィニョン観光。
そして、その日のうちに日帰りでアルルも観光し、20時発の夜行バスでパリに向かう。
さぁ気合い入れて行くか!!
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